SPY×FAMILYからアーガイルまで映画レビュー
そろそろこのブログは園芸専門だと思われそうなので(笑)、別のネタを。
去年末から今年3月までに見た6本の映画をサクッとレビューします。
ネタバレは避けるつもりです。
劇場版SPY×FAMILY CODE: White
テレビアニメを劇場版にすると、妙に間延びしたりテレビのテイストと違ったり、いろいろとデインジャラスなものですが、これはばっちり成功作でした。原作ファンにもテレビアニメファンにもおススメです。
いつものメンバーの活躍も、劇場版用のキャラもうまくなじんでいたし、劇場に来たお子様大喜びの千葉繁さんキャラには大笑いしたし……。
ゲスト出演した賀来賢人さんと中村倫也さんの演技もよかったです。エンドロールを見るまで声優さんが当てているんだと思っていました。最近の俳優さんはアニメで育っているから、実写との演技の違いもわかっているのかな。
ちなみに私のお気に入りは、フィオナとユーリという愛に盲目なコンビです!
あ、劇場入場特典の小冊子に載っていた、江口拓也さんのイラストには狂気を感じました……。
ウォンカとチョコレート工場のはじまり
ティム・バートン監督の『チャーリーとチョコレート工場』は、あのちょっと病気な感じがお気に入りだったのですが、こちらの映画は正統派ジュブナイル。そして、予想以上にミュージカルでした。歌って踊る!
サイケでキッチュな世界観は引き継がれていますが、モラルの崩壊はあまりなくて、まっすぐで夢見る青年ウォンカの青春が描かれます。
『ダウントン・アビー』で執事のカーソンさんを演じたジム・カーターさんや、ミスター・ビーンことローワン・アトキンソンさんが登場したのには驚きましたが、最大の驚きはやっぱり……ああ、私のヒュー! まさかヒュー・グラントが緑髪のウンパルンパを演じる日が来るなんて~💦💦💦 映画館でマジに声出して驚いちゃいましたよ。
エンタメとして楽しく明るく仕上がっていますが、ただ一つ言わせてもらうなら、あのウォンカはジョニー・デップが演じたウォンカにはならないよね?
ゴールデンカムイ
映画化とキャスティングが発表されたときは、不安と失望の声が多かった『ゴールデンカムイ』ですが、封切り後は原作ファン、アニメファンの双方から絶賛されました。
私も原作・アニメを見て、ガチムチの世界観に「全員プロレスラーでやるしかないのでは」と思っていたクチですが、良かったです。鈴木亮平さんがいなくても成り立っていた!(笑)。そして、実写だとキャラの見分けがつきやすくて助かった!
玉木宏さんの怪演、舘ひろしさんの迫力、眞栄田郷敦くんのなりきりぶり、二次元のまんまの山田杏奈さんと、ほめポイントは山ほどありますが、何よりあの細くて小柄なイメージの山崎賢人くんがちゃんと杉元に見えてくるのがすごかったです。『キングダム』もいいけど、こっちもいいよ~! 『陰陽師』も見なければ!
なお、キャスト発表の時点で私が最も喜んだのは、お気に入りの白石くんを矢本悠馬くんが演じてくれることでした。期待通り、そこに白石がいた!! WOWWOW加入はさすがにできないけど、早く続編が見たいぞ~!!
カラオケ行こ!
映画館で予告を見て、綾野剛くんの笑顔に胸を撃ち抜かれたので絶対に行こうと決めた映画でした。
蓋を開けてみたら脚本は野木亜紀子さんだし、オーディションで選ばれたという齋藤潤くんはめちゃくちゃ好みの眼鏡だし、周りのキャストさんはみんなうまいし、大満足の一本に。
もちろん変幻自在で人タラシの美・ヤクザを演じた綾野くんは最高でした~!!♡♡♡
『空飛ぶ広報室』といい、『MIU404』といい、野木さんは綾野くんの活かし方と魅力をよ~くご存じですよね。
映画を見た直後に行ったカラオケ屋さんで、同じく映画を見てきた☆船長さんと『紅』を熱唱してしまいました。
JOYSOUNDでは映画の場面を見ながら歌えるそうなので、今度行ってみよう!
ぜひ続編も作ってね~!!!
身代わり忠臣蔵
当たれば大きいけどハズレたらつらそう……と、予告を見ながら思っていたこの作品、偶然見るチャンスに恵まれてさくやさんと一緒に鑑賞してきました。
結論……大当たり!!
ものすごく面白かったです!!
主役のムロツヨシさん、いつも通り達者だなあと見ていたら、うっかり惚れそうになるくらいの見せ場があって。
永山瑛太さん、川口春奈さんの好演も素晴らしかったですが、私は林遣都さんのアブナイ演技が好きだったなあ。彼のポテンシャルには毎回驚かされますよ。
そして寛一郎さん、一度見たら忘れられない容姿を生かした清水一学役、よかったです。いい役者さんだわ。
コメディ部分は思い切り笑わせつつ、忠臣蔵の日本人好みの人情劇も盛り込んだぜいたくな一本。
東映の総力を挙げた豪華なエキストラは赤穂の家臣団、吉良の家臣団、フルにそろった四十七士、江戸の町人たちを見事に再現してくれました。テレビじゃ一部しか映さないからね! 映画バンザイです。
アーガイル
『キングスマン』のスタッフが作ったということがすべてを表している気がしますが、『キングスマン』テイストな1本でした。
主要人物についてはハラハラドキドキ、え、この人はどうなるの? と思わせておいて、モブの命はいっさい顧みられないところが……(^_^;)。
主演のブライス・ダラス・ハワードはロン・ハワード監督のお嬢さんだったのですね。数あるどんでん返しのたびに表情や動作が移り変わっていく演技が素晴らしかったです。
作家と作品の登場人物の絡みという点では『ザ・ロストシティ』と同じカテゴリーに属するかもしれません。コメディからどんどん本格スパイ映画になっていくメタモルフォーゼが面白いです。
ちなみにもう1本、『種』という愛称の映画も見たのですが、Not for meでした。イザークは大好きなんだけどね~……。