神代植物公園の梅まつり

この日はご近所のS女史におつきあいいただいて、まずは野川沿いの野鳥カフェへ。もう梅が咲いているので、訪れる野鳥はかなり減っているそうですが、メジロ(↑)やスズメ、シジュウカラなどの姿を見ることができました。

こちらのカフェはオーナーさん手作りのお菓子(↓)も楽しみなのです。シュトーレン風のドライフルーツたっぷりマフィンと、お豆腐を使ったマフィン、それにアッサムティーをおいしくいただきました。

3月8日の女性の日を前に、ミモザ(↓)も咲き出しています。イタリアでは家族やお店のお得意様の女性にこの花を贈るので、母の日のカーネーションのようにやたらと値段が上がるんですよね~。

 

さて、ここからは神代植物公園の梅まつり限定、梅ツアーのレポです。

偶然にも、昨年秋のバラフェスタで参加したツアーと同じボランティアガイドさんにご担当いただきました。

大輪緑萼(たいりんりょくがく)(↑)は赤系の色素をまったく持たない品種で、枝も萼も緑色です。青軸性というのに分類されるそう。

普通は白梅でも萼は赤みがかっています(↓)。

ちなみにこちら(↑)は湯の宮座論梅(ゆのみやのざろんばい)。もう1本、高岡の月知梅とともに、宮崎県内でしか見られない品種で、昭和50年に神代植物公園に特別に寄贈されたそうです。

園内には春を告げる福寿草(↓)も咲いていました。曇りの日は花も閉じてしまうそうで、開いているところを見られてラッキー♡

春を告げるスノードロップの花(↓)。和名は待雪草(まつゆきそう)で、彼岸花の仲間だそうです。こちら(↓)は節分草(せつぶんそう)。文字通り節分のころに咲く花です。白い花びらは実は萼で、黄色い雄しべっぽいのが花びらなのだそうです。花の作りは同じキンポウゲ科のクリスマスローズに似ているとか。では、梅に戻りましょう。

梅で有名な青梅の代表的品種、梅郷(ばいごう)(↓)。実を収穫するための実梅に分類されます。梅は同品種同士では受粉しても実を結ばないため、別品種とともに育てるか、人が別品種の花粉を受粉させるそうです。オリーブと一緒ですね。

こちらは花梅の代表品種のひとつ、玉牡丹(↓)。梅には花色の白、ピンク、赤等以外に、枝を折った時に見える色での分類法があり、野梅系という原種に近い品種は枝の切り口が白。この玉牡丹も野梅系です。こちら(↓)は実を付ける梅ながら、花も香りも良いということで後水尾天皇花香実(はなかみ)と名付けた梅です。1本だけでも実を付ける可能性が高いそうで、庭に1本植えるならこの品種かな?先ほどの野梅系に対して、枝の切り口が赤いのが緋梅系。この蓮久(れんきゅう)(↓)は緋梅系の花梅です。こちらは野梅系の見驚(けんきょう)(↓)。見る者がその美しさに驚くことから命名され、梅の女王という異名もあるそうです。紅梅の色はすべて「紅」という文字で表されるそうで(「間違っても桃という字は使いません」とのこと)、一番濃いのが黒紅(神代の梅園にはこの花を付ける梅はないそうです)、次に濃いのが濃紅、それから本紅淡紅淡淡紅と薄くなっていくそうです。↑の見驚は淡紅、↓の緋の司は本紅になります。神代の梅園で一番濃い紅色の梅はこちら(↓)の鹿児島紅です。濃紅。黒紅というのも一度見てみたいですね~。淡紅の藤牡丹枝垂(↓)。こちらは野梅系、緋梅系とは別の豊後系。アンズとの雑種性が強い品種だそうで、萼が反り返って花びらから離れているのが特徴だそうです。ガイドの方によると、枝垂れの梅は放っておくと地面にべったりと枝を伸ばしていってしまうそうで、人が添え木をして幹を上に伸ばすことで、初めて形が整うのだとか。この姿は人と梅の合作なんですね。

こちらは少し朱色がかった塒出の鷹枝垂(とやでのたかしだれ)(↓)。塒は「鳥屋」のことで、「塒出の鷹」は夏の間に鳥屋に放たれた鷹が羽を替え、鷹狩りのために鳥屋から出たときの羽毛の美しさを表す言葉なのだそうです。ガイドさんに「どの辺が鷹なんでしょう?」と尋ねたら、「枝ぶり?」と言われましたが、写真にちゃんと写ってないよ~💦こちらは本紅の紅千鳥(↓)。花びらは基本5枚なのですが、よく見ると雄しべの先に小さな花びらが付いています(右の真ん中の花に注目! 旗弁と呼びます)。この花びらが千鳥のようなので、こういう名前が付けられました。中にはこんな変わり種の梅もありました(↓)。酈懸(てっけん)。花びらが散ってしまったのではなくて、最初からないのです。別名茶筅(ちゃせん)こちらは1本の木に色違いの花が咲く輪違い(りんちがい)(↓)。淡紅色と紅色、白色、絞り(絞り染めのように色がまだらに入りまじっているもの)などが咲くそうです。こちらが絞りですね(↓)。こちらは、実が2つ一組でつくことから名付けられた鴛鴦(えんおう)(↓)。オシドリのことですね。こういう花弁の縁が白くて、内側が紅色の花は、覆輸と呼ぶそうです。

対して、底紅と呼ばれるのがこちらの森の関(↓)。花弁のまわりが淡色で、花心が紅色です。古代中国には、月に巨大な桂の木が生えているという伝説があるそうで、そこから名付けられたのがこちらの月の桂(↓)。月の光を思わせる色ですね。こちらは偕楽園を造った徳川斉昭公の別称「烈公」にちなんで名付けられた烈公梅(↓)。水戸の六名木の1つだそうです。一輪だけだと分かりにくいですが、梅園で一番の大輪、白牡丹(↓)。蕾のうちはピンクで、開花すると白色になるため移り白と表現されます。この写真だとまだ結構ピンクですね。以上、ボランティアガイドの方の解説のほんの一部をご紹介しました。単に花を見に通っているだけでは得られない知識をたくさん教えていただけるので、チャンスがあったらぜひぜひツアーに参加してみてください!

3月は「つばき・さざんか園ガイドツアー」、「さくら園ガイドツアー」が予定されていますよ。

S女史、お付き合いありがとうございました!!

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