鎌倉の冬牡丹を堪能
友さんと、関西から上京されたゆかりさんと一緒に鎌倉に行ってきました!
久々の鎌倉はすっかりコロナ明け。参道の狛犬(↓)もマスクを外しています。段蔓の桜の若木は、しばらく見ないうちにかなり成長してたくましくなっていました。桜越しにカトリック雪ノ下教会(↓)にごあいさつ。ここは譲望クラスタには聖地ですからね~♡好天に恵まれたこの日は、インバウンドの観光客と日本人観光客ですごい人出でした。まあ、私たちも観光客なんですが(笑)。鶴岡八幡宮(↓)に到着!大階段横の銀杏(↓)もすっかり大きくなっていました。お参りを済ませてから向かったのは、源氏池のほとりにある神苑ぼたん庭園。こちらの冬牡丹が見頃とのことで、前々から興味があったのですが、お二人と一緒に入ってみました。こんな感じで、藁で覆われた床の中で牡丹が咲き揃っていました。予想以上にたくさんの花に出合えて感動です。
一番印象に残っているのは、こちらの八千代椿(↓)。ほかの花の名前が付いているのに、とてもとても牡丹でした。
同じ株に色違いの花が咲く恵比寿(↓)。
真っ白な牡丹にもさまざまな種類がありました。村松の雪(↓)。梅里雪山(ばいりせつざん)(↓)。中国雲南省のチベット族自治州にある連山の総称だそうです。松江藩主である松平不昧公にちなんだと思われる不昧白(↓)。白い鶴が群れをなす様を思わせる連鶴(↓)。濃いえんじ色が美しい写楽(↓)。少し朱色がかった島錦(↓)。玉のように開きますね。
花びらの細かいドレープが特徴的な新日月(しんじつげつ)(↓)。銅版画のような陰影を見せる島津紅(しまづべに)(↓)。鹿児島の島津家別邸、仙厳園で長年栽培されてきた種だそうです。同名のバラもありますね。緋扇(ひおうぎ)(↓)。神代植物公園ではおなじみの新国色(↓)。紫系の牡丹はこの一種だけでした。花の中心部から花びらの先にかけて、ピンクのグラデーションがかわいい明日香(↓)。華やかで、つぼみの形も美しい聖代(せいだい)(↓)。最後は、ピンク色がかわいらしい八重桜(↓)。ほかの花の名前を付けるのが面白いですね。思っていたよりもずっと広い牡丹園で、普段は立ち入れない源氏池の対岸からの景色(↓)を見られたのも貴重な経験でした。
鶴岡八幡宮を後にして、若宮大路を鎌倉駅方面に戻る途中に立ち寄ったのがこちらです(↓)。2022年に開館した英国アンティーク博物館。隈研吾さんが鎌倉彫のイメージでデザインしたという建物(左)の前には、ロンドン名物のタクシー「ブラックキャブ」やシャーロック・ホームズの銅像(右)が置かれています。館内ではジョージアン~ヴィクトリア時代を中心とした英国のアンティーク家具や銀食器、絵画などを間近に見ることができます。
最大の呼び物はもちろんこちら(↓)。本物のアンティーク調度で再現されたホームズの家です。ベイカー街の住所プレート(↑)も本物だそうです。暖炉(↑)にはかぎ煙草を入れていたペルシャスリッパや、ナポレオンの胸像など、正典ファンにはたまらないものが置かれています。あの火かき棒だって曲げちゃうんだよ、ホームズは。ひょうたん型の入れ物(↑)は、炭酸水を作るためのサイフォン、ガソジンです。こちらも正典ファンにはたまらないグッズですね。実験に勤しむホームズ(↑)。おなじみの鹿撃ち帽とインバネスコートを身に着けていますが、これは原作には出てこないんですよね。それでも油断すると買いたくなっちゃうんだよな~。ホームズの書斎は、ロンドンのシャーロック・ホームズパブや博物館でも再現されていますが、これはちょっと珍しい寝室(↑)です。ベッド脇には「おまる」まであって、なかなかリアルでした。こちら(↑)にはヴィクトリア時代の製本機と柱時計、ドレスや調度品と共に水洗トイレ用便器が置かれています。イギリスでも見たことがなかった、アーサー・コナン・ドイルの直筆の手紙(↑)。とても几帳面な字で、ところどころtの横棒がちょっと離れたところに引かれているのが面白かったです。
最上階にある隈研吾氏デザインの茶室(↑)。壁に使われているのは、若宮大路から出土した鎌倉時代の土台材だそうです。窓からは鶴岡八幡宮とその背後の山が額縁のように見えます。この山は日本で初めて、イギリス発祥のナショナルトラスト運動により開発から守られた場所なのだそうです。イギリスとはそういうご縁があったのですね。
博物館を出た後は、長谷のOKASHI0467さんを訪れてお茶をしました。久しぶりにお会いするKさんがお元気そうでうれしかったです。私はガトーショコラ(↓)をいただきました。
その後は鎌倉に戻って、北条泰時邸跡にある歴史グッズのお店、侍気分さんで歴史談議に花を咲かせたり、豊島屋さんで鳩グッズの新作をチェックしたり、ブラブラと楽しんだ後におそ~~い昼食をこちら(↓)でいただきました。
『遙か3』にも登場するキャラウェイさんですね。これ(↑)は友さんが頼んだ普通盛り。めっちゃ量が多いので、私はいつも小盛りにしちゃうのですが、高校生の有川兄弟や大食いの望美ちゃんは絶対これを食べたに違いない。写真に収められてよかったです。友さんに感謝!
1日遊び倒した後、関西に帰るゆかりさんをお見送りして解散となりました。充実していたなあ。