映画3本レビューします!

夏休みは大作が次々と封切られますね。
ということで、3本ほど見てきました。

ミッション インポッシブル/デッドレコニング part one

個人的にはインディ・ジョーンズより面白かったです。
『トップガン マーヴェリック』に続き、とんでもない運動能力を見せつけるトム・クルーズに脱帽。
インディ・ジョーンズと違って絶対悪や絶対善を描かないので、物語の納得感も高いです。
さまざまなキャラが登場しますが、私はパリスが好きでした。
演じる女優さんのお母様が韓国人ということで、東洋系の顔立ちにバリバリのアクション。
フランス語を話すのもチャーミングでした。
映画の売りであるアクションシーンは、『鬼滅の刃』『ルパン三世』『銀魂』を全部生身で再現しちゃったようなすごさ。
しかもトムはCGに頼らず、極力実際にアクションする方針とのことなので、めまいすら覚えます。
「これって前編なんでしょう?」とためらう必要がないほど物語はちゃんと完結しているので、おススメです!

 

キングダム 運命の炎

今、日本で一番ぜいたくに俳優を使っている映画……と言っても過言ではないでしょう。
次から次へと出るキャラ出るキャラ大河俳優さんばかり。
今回は吉沢亮くんの見せ場もたっぷりあって、顔面の美しさと素晴らしい演技を堪能できます。
軍師役の玉木宏さんも妖しく美しい揺れるハート
山崎賢人さん清野菜名さんたちの活躍はもちろんですが、やっぱり今回は王騎将軍ですね~。
大沢たかおさんの役者魂が炸裂した見事な役作りに感動します。
今のところ、このシリーズで一番のお気に入りキャラです揺れるハート
今回も壮大な戦闘シーン、心に迫るドラマなどバランスの取れたストーリーと先をさらに見たくなる引きが見事でした。
こちらは前2作を見た上での鑑賞をおススメします。

ナチスに仕掛けたチェスゲーム

かの池田理代子先生が、『ベルサイユのばら』を描くきっかけになったという小説『マリー・アントワネット』
その著者がオーストリアの作家、シュテファン・ツヴァイクです。
この映画の原作『チェスの話』は、ユダヤ人だった彼がナチス支配下のオーストリアを離れ、亡命中のブラジルで自死する直前に書かれた中編小説。
ナチスの精神的な拷問に痛めつけられる主人公と、彼がアメリカに逃れるために乗った船上でのチェスの試合が交互に描かれます。
最初は野蛮なプロイセンを軽蔑していた主人公が、「特別待遇」の中で壊れていく様がすさまじく、人間にとって絶対に必要なものとは何だろう、と考えさせられてしまいました。
映画の終盤にはヨーロッパ映画独特のわかりにくさがあり、あちこちのネタバレ感想を見て「そういう話だったのか」と納得しました。
この感覚、久しぶりだわ~。
ドイツ語学科のころ、名画座を巡ってヨーロッパ映画を見まくりましたが、こういうわかりにくい話が多かったなあ。
ちょっと懐かしくなりました。

さて、公式が原爆を茶化した作品はパスして、次は『リボルバー・リリー』でも見ようかな~。

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