バラフェスタ3回目
秋のバラフェスタ3回目の訪問です!
青空!
きれいな芙蓉が迎えてくれました。
今回は、園内のボランティアガイドさんのツアーに入ってみました。
10年以上通っていますが、初めてです!
キャプションはブルームーンですが、実際にはつるブルームーン。
つるバラは秋に咲かないものが多いのですが、つるブルームーンは例外的に咲くそうです。
こちらのニュー・ドーンもつるバラ。
つるバラのドクターヴァンフリートの一枝が突然秋にも咲くようになったので、その枝を増やしてニュー・ドーンと名付け、新しい品種としたのだそうです。
ガイドツアーじゃないと聞けない情報でした!
ポンポネッラはもともとつるバラなので、名前に「つる」と付いていません。
ちなみにこのポンポネッラ、アプリ「バラノナ」でなかなか判定できなかったので、「神代バラコレ」アプリで写真を撮っています。
千葉工大に送ったので、きっと今後の判定に使ってくれるでしょう!
こちらは神代植物公園が2009年に「世界バラ会連合優秀庭園賞」を受賞した際に作られた記念プレートです。
国内では花フェスタ記念公園(岐阜県可児市)、福山市立ばら公園(広島県福山市)、靱(うつぼ)公園バラ園(大阪府大阪市)に次ぐ4番目で、首都圏では初。その後、京成バラ園や横浜ローズガーデンも受賞しています。
バラ園自体の素晴らしさに加え、原種のバラを保存していることや、国際的なコンクール花壇を常設しているところも高く評価されたそうです。
最初の一輪は艶やかなフランスのバラ、ルージュ・ロワイヤル。
タンポポが冬を越すとき、葉っぱを地面にペタッと広げる様子をロゼットと呼ぶそうで、それを思わせる中心から花びらが放射状に伸びるこのバラのような咲き方をロゼット咲きと呼んでいます。
香りはダマスク系のいかにもバラらしい香り。
ツアーが香り重視だったので、たくさんのバラの香りを楽しむことができました。
あ、この2種(↑↓)は残念ながら微香(下はフィデリオ)。バラの香りは早朝が一番強いので、早起き推奨です。
写真は撮れませんでしたが、芳純というバラは資生堂のばら園シリーズに採用された香り。
このシリーズを愛用していたので、「おお、石鹸の香り!」とリアクションしてしまいました。
ティーの香りのバラ代表として紹介されたレディ・ヒリンドンはさらに強烈で、嗅いだ人がみんな「『午後の紅茶』ミルクティーだ!」と驚くほどにはっきりした香りでした。
(↑↓)エレガント・レディ。美しい花ですが、香りはそんなに強くないです。
(↑)甘い香りのふんわりとした姿の白バラ。雨に弱くて、つぼみの時に雨を浴びると開かないでそのまましおれてしまうそうです。
(↑)華やかな姿にふさわしく、香りも強めです。
(↑)ミスターローズ、鈴木省三さん作のバラ。開くと真っ白なのですが、つぼみにはこんな風にピンクが混じっています。
(↑)青バラ系の花には独自の香りがあります。甘すぎずとっても上品なので、ぜひ嗅いでみてください。
(↑)こちらの青バラは残念ながら微香性。でも、姿は本当に美しいです。
(↑↓)殿堂入りのバラ。フルーティな香りがします。
(↑↓)どちらも鈴木省三さん作出のバラ。鈴木さんは「香りのないバラなんて」という主義だったそうですが、この2種は両方とも微香性でした。
(↑)こちらはよく香りました。開き始めから満開にかけて香りが変わっていく品種です。
(↑)ミルラ香がするタイプのバラ。ミルラというのは、エジプトでミイラを作る際に用いられた香草のことだそうです。そ、そんな香り、嗅いだことないぞ…(^_^;)。
(↑)こちらもミルラ香系。バニラは香りではなく色を表しているのかな?
(↑↓)こちらは殿堂入りの名花、ピース。
ピースを元にして生まれたのがこちら(↓)
そしてこちら(↓)というのは知っていたのですが、
なんと、こちら(↓)のクローネンブルクもそうだったのです!
姿があまりに違うので「本当?」と思っていたら、なんとクローネンブルクの中にピースが咲いているではないですか!(キャプションの向きがおかしくてすみません)
ときどきこういう先祖返りが起こるそうで、これもガイドさんに教えていただかないと気づきませんでした。
ツアーは本当に勉強になりますね!
(↑↓)殿堂入りのバラ、ダブルディライトは「2つの喜び」という意味。姿と香りの両方を楽しめます。この咲き方(↓)は珍しいかな。
(↑)うっとりするほど美しいこのバラも殿堂入りしています。
(↑)横浜開港150周年を記念して命名されたバラ。苗は横浜子ども植物園のみで限定販売されているそうです。
(↑)一つの品種なのに、多様な姿を見せてくれます。名前の意味は「陽気で楽しい、愉快な」。
(↑)こちらはムスク系の香り。
(↑)華やかで大好きな花なのですが、薄いピンクで一重咲きのフラワーガールというバラもあるようですね。同名は珍しいな。
(↑)姿が美しいバラ。香りは微香です。名前はアメリカの化粧品会社にちなんでいるとか。
(↑)開き始めは真っ白で、太陽の光を浴びてどんどん色付いてきます。ピラッと花びらをめくったら、下は真っ白でした。
(↑)1960年に寺西菊雄さんが作出。初めて世界的な評価を得た日本のバラだそうです。
(↑)病虫害をノックアウトする強い品種。クイーン・エリザベスも「放っておいても大丈夫なバラ」とのことなので、私が庭でバラを育てることになったら、この2品種で決まりだな(笑)。
最後はまだ名前の付いていない、国際コンクール花壇に咲く新品種をご紹介。
どんな名前になるんでしょうね?