バックステージものが心に刺さる

大河ドラマ『光る君へ』についに『源氏物語』が登場しましたね。

まひろ道長の会話が、編集者と作家みたいで、さらには製本された『源氏物語』が同人誌みたいで、何かちょっとモゾモゾしてしまいました。

一度書き上げた物語に手を入れ続けてしまうとか、書き手あるあるがこれからも出てくるんだろうなあ。

続きがすごく楽しみです!

 

このところ、こういう制作のバックステージものを見る機会が多くて、いずれも出来がいいので楽しいです。

 

佐藤愛子さん原作の映画『九十歳。何がめでたい』は、昭和気質の編集者を唐沢寿明さんが演じるというので見に行ったのですが、想像以上に面白かったです。

親の介護問題や、編集部での世代対立、作家さんとつきあう大変さとか、涙なしでは見られないエピソードが山盛りで、とどめに登場した柴犬に心を持っていかれました。きゃわいい~~♡♡♡

主演の草笛光子さんの生誕九十年記念映画でもあるので、めちゃくちゃ豪華な俳優さんたちがゲスト出演しています。

特に三谷幸喜さんの登場にはびっくり。いい演技してましたよ~!

ということで、まんまと原作のエッセー集も買ってしまいました(笑)。

 

もう1本は『チェンソーマン』の作者藤本タツキさん原作の映画『ルックバック』

小学生から大人になるまでの時間の流れの中で、画力の差に打ちのめされたり、道が分かれたりしながら漫画を描き続ける少女たちの物語です。

映画を見ながら、「あ、私これの原作読んだわ」と遅まきながら気づいたのですが、原作を知っていても知らなくても感動できますよ。

漫画に対するコメントも漫画家さんが書いているだけにリアルで胸に刺さる。

そして、漫画家さんが書いているだけに「こんなにデッサン練習するのか!」と、わが身を振り返って大反省したり。

アナログで描いていた主人公が、デジタル作画に移っていくのも今時な漫画制作の風景ですね。

主人公の藤野の演技が、声優さんではないけどものすごくリアルにうまくて、誰がやってるのかな~と思ったら『不適切にもほどがある!』で阿部サダヲさんの娘役を演じていた河合優実さんでした。

やっぱりすごい才能だわ、彼女!!

 

ということで、偶然にもこの3作、文字書きさんにも漫画描きさんにも編集者にも刺さる内容でした。

どれかに当てはまる方はぜひ見てみましょう!!


web拍手 by FC2

以下、コメントお礼です(コクリコさま)。

コメントありがとうございます!

ガンダムカフェの記事で飛んできてくださったんですね。

教えていただいた部分、早速修正させていただきました。

あの頃はまだコロナ対策が厳重で、カフェに行くのもおっかなびっくりでしたが、思っていた以上に凝った内容だったのでうれしかったです。

ガンダムカフェもなくなっちゃったんですよね。

Wはいまだに人気作なので、ぜひぜひまたどこかでイベントやってほしいです!

萌え園芸

前の記事

横浜のバラ②