横浜のバラ②
はい、春バラの最終レポートです。そのうち秋バラが咲き出しちゃいますね💦
最後に訪れた横浜イングリッシュガーデンは、2016年に「ロマンティック・ゲーム スタンプラリー」のマルセルさまのスタンプを求めて一度行ったことがある場所。
その際はシーズンオフで、あまり花が咲いていなかったのですが、今回はとにかくすごい量のバラが咲いていました!
美しいバラのアーチ(↑)。さまざまなつるバラが競うように咲いています。
神代植物公園とは違って(ガーデンですから)名札がないバラが圧倒的に多かったので、ビジュアル中心にレポします。見たことのない品種がたくさんありましたよ~♡
めっちゃイングリッシュ・ローズを感じさせる一輪(↓)。名札はないけどジ・オルブライトン・ランブラーという品種かな?
紫のバラ、ミネルヴァ(↓)はベルギーで2004年に生まれたバラ。芳香種です。こちらはデビッド・オースチン作出の正真正銘のイングリッシュ・ローズ、ワイズ・ポーシャ(↓)です。1982年生まれ。名前はもちろん、シェイクスピアの『ヴェニスの商人』からでしょうね。名前不明のものすごく華やかなバラ(↓)。ゴージャスです!!一重のバラ(↓)も名札がありませんでしたが、1946年アメリカ生まれのフランシス・E・ レスターかも? 淡いピンクがかわいいです。1982年作出のイングリッシュ・ローズ、プロスぺロ(↓)。これもシェイクスピアの『テンペスト』から取った名前でしょうね。
そしてこちら(↓)はまさにウィリアム・シェイクスピア2000と名付けられたイングリッシュ・ローズです。2000年作出。シェイクスピア関連のイメージは紅バラなのかな?あ、こちらは名札はなかったのですが、おそらく2015年作出のイングリッシュ・ローズ、デスデモーナ(↓)。『オセロ』の悲劇的なヒロインは、白バラのイメージのようです。そりゃそうか。アプリコット色のちょっと花の形が面白いバラ(↓)。平たい円盤みたいですね。朱色がかったバラ(↓)。2007年イギリス作出のサンセット・グロウかな??1996年ニュージーランド作出のブラックベリーニップ(↓)。ニュージーランドのバラは初めて見たかも!名前不明のアイボリー色のバラです(↓)。ウエディングドレスのような佇まい。裏側のアプリコット色が白い花弁に透けて見える美しいバラ(↓)。薄桃色のバラ(↓)。これもイングリッシュ・ローズだと思いますが、名前はわからず。2009年アメリカ生まれのグランド・デイム(↓)。貴婦人という意味ですが、グランダムという読み方の方が一般的かな?うっすらアイボリーがかった白バラ(↓)。これも名前は不明ですが、美しい……!落ち着いた感じの紫のバラ。名前は不明ですが、調べてみたらたそがれ(↓)という日本のバラかもです。『スパイ・ファミリー』を思い出しますね。2021年日本生まれのバーレッタ(↓)。こちらもバレッタのほうが一般的な呼び名のようです。スプレー咲きの典型みたいな華やかな姿。薄いイエローのバラ(↓)。イングリッシュ・ローズっぽいですが、名前は不明。2006年日本生まれのプリンセスかのや(↓)。鹿児島県鹿屋市のかのやばら園で作出された品種のようです。1997年フランス・デルバール社作出のピュール・カプリス(↓)。イエロー&ピンクからグリーンへと花の色が変わる品種で、初めて見ました。カプリスは「気まぐれ」という意味だそうです。1998年イギリス生まれのルビー・セレブレーション(↓)。華やかです!!2011年日本生まれの空蝉(うつせみ)(↓)。蝉の抜け殻を指す言葉ですが、こちらは『源氏物語』の空蝉にちなんでいるそうです。2006年日本生まれの一葉(いちよう)(↓)。作家の樋口一葉にちなんで名付けられました。淡黄緑色の花は、同じく日本生まれのバラ、緑光に似ています。2011年ドイツ・コルデス社作出のシェーネ・コブレンツェリン(↓)。ミニバラで、紅白の取り合わせが美しいです。日本では「岳の夢」という名前で販売されているようです。ドイツ語での意味は「美しいコブレンツの女の子」かな。薄桃色がかわいらしい白バラ(↓)。1875年フランス生まれのマダム・アルフレッド・キャリエール?最後に、このイングリッシュ・ガーデンでたくさん見かけた、絞り模様の入ったバラをまとめてご紹介します。
2001年ドイツ・コルデス社作出のバラ、アブラカダブラ(↓)。めっちゃ個性的ですね。同名の1991年アメリカ生まれのバラがありますが、まったく別の品種だそうです。こちらはお名前不明の黒バラ(↓)なのですが、上のアブラカダブラの単色版かもしれません。2004年フランス・デルバール社作出のレッド・インテューション(↓)。intuitionは「直感」という意味です。赤と黄色の絞りが美しい、2001年ドイツ・コルデス社作出のホーカス・ポーカス・コルダナ(↓)。「ホーカス・ポーカス」は魔法使いが唱える呪文だそうです。アブラカダブラと同じ発想ですね。
こんなにたくさんの絞り入りバラを見たのは初めてでした。
イングリッシュ・ローズの種類もここが一番豊富かな?
注文がひとつ!
名札があまりなかったので、バラの茎に巻き付けられた手書きの品種名を一生懸命撮影したのですが、誤記が多い!💦
資料を確認しながらわかる範囲で名前を記しましたが、結構間違っているかも。
ぜひぜひこの辺の整備を進めていただきたいです。
美しいバラの名前を知りたい人、多いと思いますよ~!