『光る君へ』弾丸ツアー②
『光る君へ』弾丸ツアー2日目です。京都と滋賀は『光る君へ』に乗っかりまくっていて(↓)、気持ちいいです。
まず向かったのは、今回の旅の最大の目的地、石山寺! 最寄り駅の柱も紫色です!(↓)石山寺への参道の横には、石山寺屈指の名僧、朗澄律師(1131~1209)ゆかりの庭園(↓)があります。万民を救うため死後に鬼の姿になることを誓い、実際に示現したと言われています。石山寺に到着! 東大門(↓)は鎌倉時代に源頼朝が寄進し、後に淀君が修復したと伝えられる重要文化財。左右の仁王像は運慶・湛慶の作とされているそうです。キャストが豪華すぎる!!大河ドラマ館は、参道を進んだ左側にあります。3館セット券を買っておくと楽ですよ~。
こちらの入り口で迎えてくれるのは、まひろと彰子さま(↓)。吉高さんはこちらも訪ねたんですね。
まひろと道長推しだった宇治に対して、こちらは清少納言推しでした(↓)。衣裳展示は、香炉峰の雪のエピソードの際に清少納言が来ていた十二単(↓)。近くで見ると布が素晴らしいクオリティ(↓)で、さすがNHK! でも、これを重ねてきたら相当重いだろうな~と思いました。後ろに立てられている几帳(↓)も美しくて、あ~、わが家にも一つ欲しいと思いました。置くところないですけど💦展示されていた撮影の小道具は、枕草子の一節(↓)。冒頭部分がこちらですね。字が美しすぎる……。続く部分も展示されていました(↓)。春しか覚えていなかった💦石山寺なので、もちろんここでのエピソードにちなんだ小道具も展示されています(↓)。登場するたびに石山寺の公式ツイッターがいろいろ呟くのも楽しみです。誰もが「あれ何?」と思っていた懸帯(↓)もありました。平安時代の子女が寺社に参る際に身に着けた帯で、襟元をおさえるという実用性に加え、厄除けや潔斎の意味があったそうです。
大河ドラマ館は、物語の進行に合わせて展示替えが行われるので、この先、源氏物語にちなんだ展示物が増えていくんでしょうね。もう一度くらい来たいなあ。本堂の手前にあるくぐり岩(↓)。石山寺の名前の由来となっている硅灰石の岩山は、石灰岩が花崗岩の熱作用で変化したものだそうで、国の天然記念物に指定されています。このくぐり岩は、くぐると願いが叶うと言われているそうです。硅灰石の上に建立されている多宝塔を見上げる(↓)。源頼朝が寄進したと言われ、国宝となっています。本堂にある源氏の間(↓)。紫式部が参籠して「源氏物語」を起筆した場所と言われていますが、本堂は1078年に一度焼失しているので、実際には現在と異なる方角に面していたそうです(現在は東西に続く二間ですが、もともとは南北に続く二間)。(↓)紫式部の供養塔(左)と、松尾芭蕉の句碑。「曙はまだむらさきにほととぎす」という句が刻まれています。多宝塔(↓)まで登ってきました! 石山寺なので、結構登る箇所が多いです。暑い日には結構つらい💦 内部の壁画は、先ほどご紹介した朗澄律師の手によるものと言われているそうです。が、現在は修復作業のため中は見られません!さらに山を登って本堂の裏に回り込み、やっと到着したのがこの紫式部像(↓)です。着物の流麗な曲線が美しいですね。暑い日にここまでたどり着く人はあまりいないようでした……。帰り際に気付いた石山寺のそばの郵便局(↓)。素晴らしいですね! 絵葉書を持っていたら投函していたと思います。
この後は、大津市に戻って大津市歴史博物館で「源氏物語と大津」の特別展示を見ました。
もともと大津市が所蔵している書や絵画、仏像なども加えて、とても充実した展示になっています。惜しげなく展示されている平安時代の「実物」に感動しました。展示物の撮影はできないのですが、こんなコーナー(↓)も用意されていて、紫式部気分を味わうことができました(笑)。有料で衣裳の貸し出しもしているので、もっと本格的になりきりたい方はぜひ!!
こんなに暑くなければ、すぐそばの三井寺も訪ねたかったのですが、体力切れでギブアップ。なんせ京都市内は39度までいきましたからね。
が、お盆前の平日旅行は大正解でした。どこも空いていた~♡♡♡
そもそも大河ドラマ関連施設にはインバウンドの方がほとんど来ないしな(笑)。
オリンピックのためにまたまた一週お休みになった『光る君へ』ですが、いよいよ「源氏物語」に着手しそうなので、続きが楽しみです!