『光る君へ』弾丸ツアー①

いつまで春のバラレポをやっているんだ~! とお怒りの声が聞こえる気がするので、7月31日~8月2日に早めの夏休みを取って行ってきた京都・滋賀ツアーのレポをお届けします。

と言っても最初の1日は、東海地方在住の親戚の叔母様方と合流しての名古屋港水族館ツアーでした。

お一人が車椅子なので、バリアフリーの施設を選んで、弟がレンタカーを運転してのドライブ。初めて行く水族館にワクワクしました。

シャチ公開トレーニング(↑↓)。あの大きいシャチがダイナミックに泳ぎ、飼育員さんに甘えるのが楽しくて素晴らしかったです。

トレーニングの最後のごあいさつ(↓)。

イルカパフォーマンスも素晴らしいです(↓)。最後まで見てね。

もう一つ、マイワシのトルネードも美しかったです(↓)。

名古屋港水族館には南極の海を再現したコーナーがあって、数種類のペンギンが見られるのを楽しみにしていたのですが、照明が謎で(笑)。
妙に凄みのあるヒゲペンギン(↑)。
一緒に下をのぞき込むエンペラーペンギン(左)とジェンツーペンギン(↑)。
そして、悪の結社みたいに見えるペンギンたち(↑)。なんでこんなに謎なライティングなの~?! ペンギンたちの目にはこのほうがいいのかな?

ともあれ、叔母たちも大喜びしていたのでよかったです。

翌日は初めて岐阜羽島の駅から新幹線に乗ったのですが、待合室のディスプレイがガチでした(↓)。左は岐阜出身の明智光秀、右は関ヶ原で戦った石田三成と徳川家康ですね。斎藤道三どこに行った~?

 

さて、いよいよ『光る君へ』ツアー開始です。今回は2つの大河ドラマ館制覇が目的だったので、まずは宇治へ。京阪電車の宇治駅そばにある「お茶と宇治のまち歴史公園交流館『茶づな』」に向かいます。駅からずーっと幟(↓)が立っているので、行きつくのは簡単です。ちなみに「大河ドラマ館」、同じ施設内の「茶づなミュージアム」、ご近所の「源氏物語ミュージアム」の3館セット券を買うのが便利。週末など混みそうなときはスマホで電子チケットを買っておくのもアリだと思います。入り口では等身大パネルがお出迎え(↑)。道長は長身な上に立烏帽子かぶっていらっしゃるから、まひろとの身長差がすごいですね。若き日の道長が宮中で身に着けていた従五位闕腋袍束帯(じゅごいけってきほうそくたい)。武官束帯というものだそうです。友雅さんが着けていたなあ。こめかみの飾りは(おいかけ)と呼ぶそうです。まだ父の為時さんが官位を得ていないころのまひろの衣裳(↑)。麻製の小袿です。内側の単衣が紫色ですね。道長まひろが交わした文(↑↓)。かな文字を道長が、漢文をまひろが書いているのが、男女逆になっていて粋ですね。達筆のまひろに対して、ちょっと字が下手な道長。最終的には「もう一度会いたい!」という想いを漢文で書きつづっています(↓)。会場内の大きなスチルにはお2人のサインが入っていました(↓)。為時が、後の花山天皇に読み聞かせた漢詩(↓)。内容よりも足で扇を開く姿のほうが印象に残っていますね(笑)。道兼花山天皇に飲ませた薬湯の器(↓)。この際に、道兼は父からの虐待を打ち明けて花山天皇の心をつかみます。

散楽で直秀が持っていた蝙蝠扇(↓)。直秀は狐に扮して舞っていました。能や狂言のルーツと言われる散楽には、アクロバットや手品の要素もあったそうです。

直秀たちを捕らえた検非違使に、道長が渡した賄賂の金子袋(↓)。検非違使はこれを間違って解釈して、鳥辺野で彼らを処刑してしまいます。

倫子のサロンでまひろが初めて体験した偏つぎの札(↓)。当時メジャーな遊びだったようで、源氏物語ミュージアムにも展示がありました。まひろが飛ばした草履(↓)。それが散楽を見ていた道長にぶつかり、二人は再会を果たします。

ほかにもキャストの方たちのコメントやサイン、動画などを見ることができました。小規模ですが、楽しかったです!

同じ施設内にある「茶づなミュージアム」の展示も充実していました。驚いたのは、映像上映室のこのソファ!!(↓)え~、座り心地はイマイチなのですが(笑)、この凝り方に感動しました。平等院が近いので、巨大な十円玉もありましたよ(↓)。そして、これからここを訪れる方にぜひぜひ味わっていただきたいのがこちらの抹茶ソフト!(↓) すっごくおいしいです!!!この後訪れたのは世界遺産の宇治上神社(↓)。平安の面影をとどめる由緒ある神社です。拝殿(↓)は鎌倉時代後期の造営。寝殿造の遺構と言われています。裏手から見ると、まさに平安の邸(↓)。美しいです。

さらに古いのがこちらの本殿です(↓)。平安時代後期の造営で、神社建築としては現存最古とのこと。NHKのドキュメンタリー風の動画でご覧ください。

今回やたらと動画が多いのは、同行した日藝出身の弟が提供してくれたからです。さすが映画学科。

写真撮影NGの源氏物語ミュージアムで、牛車や平安の装束、源氏物語のあらすじ等を勉強した後、宇治川へ。朝霧橋のたもとにはこの宇治を舞台にした宇治十帖のヒロイン、浮舟(うきふね)と匂宮(におうのみや)が小舟で宇治川に漕ぎ出すシーンの像があります(↓)。

宇治川を渡って、本日の最終目的地、平等院鳳凰堂へ。こちらも動画でご紹介します。

お約束の源頼政さんの墓所(↓)にもご挨拶。頼朝に先駆けて、最初に打倒平家の兵を挙げた武将で、ここ平等院で自刃して果てました。

最後に宇治橋のたもとにある紫式部像(↓)に別れを告げて、宇治を後にしました。
宇治はいつ来ても素敵な町ですが、大河ドラマで盛り上がっている今年は足を運ぶ価値がさらに高いですよ!
次回は石山寺を中心にレポします。

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