3年ぶりに復活! 年末京都旅行その2

それでは2日目と3日目は一気に!
ホテルには恒例のお正月飾り(↓)のほかに何ともコロナ禍らしいディスプレイがありました(↓)。これ、消毒スプレーで、実際に使えるのです。
フロントの各コーナーにもいろいろなお着物を着た子たちが並んでいました。
やるなあ~。

2日目はゆかりさん☆船長さんと合流予定だったので、朝のうちに東寺(↓)に向かいました。
弘法大師推しのくーさんには外せないお寺です(笑)。3年ぶりに見る講堂の立体曼荼羅は相変わらず素晴らしかったです。
イケメンな帝釈天だけピンスポが当たるようになっていたのにはちょっと笑った。イノリ泰明さんセフルと追いかけっこをした五重塔(↑)は、この時間だといつも思い切り逆光になります。
逆光でもやっぱり美しいですが!

京都駅に向かいつつもう一カ所立ち寄ったのが、こちらです(↓)。清和源氏発祥の宮、六孫王神社源頼朝の八代前の先祖、六孫王を祀っていて、この方は清和天皇の孫。
姓を与えられ、ここに清和源氏が誕生しました。鎌倉幕府の三代将軍、実朝が鶴岡八幡宮で暗殺された後、妻の西八条禅尼はこの地に大通寺を建てて、菩提を弔ったそうです。
明治期の神仏分離令で寺の方は移築されてしまいましたが、神社はこの地に残りました。唐門の向こうに拝殿が見えます(↑)。
境内を放し飼いのワンコが歩いていて、自由だな~と見ていたら、神社の方がお散歩させていたのでした。
かわいかったです。六孫王の長子、満仲公誕生の際に産湯に使った誕生水
琵琶湖の竹生島から勧請した弁才天が祀られています。
次回は東寺の向こう側に移築された大通寺にも行ってみたいですね~。

ゆかりさん☆船長さんとランチをご一緒しながら「この後どこに行くか」話しあったところ、「同人活動をより充実させる画力が欲しい!」という☆船長さんの熱い思いに押されてこちらへ(↓)。「遙か2」祇園社でおなじみ八坂神社です。
疫病退散のために建てられたお社ですが、祇園の芸妓さんたちが諸芸上達を祈願する場所としても有名。
☆船長さんにもしっかりお参りしていただきました。巨大な絵馬(↑)に描かれていたのは、ちょっとファンシーなウサギと平安装束の公達でした。かわええ。

この日は伏見で忘年会をすることになっていたので、早速移動。長建寺(↑)。
こちらも技芸の向上をもたらす弁財天を祀るお寺なので、☆船長さんにしっかりお参りしていただきました。
お堂の中で、名物のハンサムな弘法大師の木像を見せていただいたり、伏見の歴史の講義を受けたり、なかなか充実した時間になりました。そのそばにあった寺田屋(↑)。
幕末に薩摩藩が藩内の過激派志士を粛清した事件と、坂本龍馬が伏見奉行所の捕り方に襲撃された事件で知られる船宿です。
鳥羽・伏見の戦いで焼失し、現在の建物は隣の敷地に再建されたものだそうです。寺田屋の跡地に立つ坂本龍馬の像と寺田屋騒動記念碑(↑)。
この場所で実際にさまざまな事件が起きたのだと思うと感慨深いですね。「富士の峰」という名の美しいサザンカが咲いていました(↑)。
寺田屋を離れて本日の宴会場所である鳥せいさんに向かいます。
数多くの酒蔵が並ぶ伏見の町は、趣のある風情(↓)。予約時間まで少し余裕があったので、御香宮神社まで足を延ばしました(↓)。こちらを訪ねるのも3年ぶりです。
1625年に紀州徳川家初代藩主、徳川頼宣が寄進したという拝殿(↓)。軒唐破風の彫刻が素晴らしいのです!(↓)。夕陽を浴びた松が、一瞬だけ美しい色に染まっていました(↓)。本来は緑一色です!こちらは今回初めて気づいた伏見義民事蹟(↓)。江戸時代に伏見で悪政を敷いた奉行について幕府に直訴し、獄中で亡くなった七人の慰霊碑が立っています。
奉行は罷免されたそうですが、内容にかかわらず直訴はご法度だったんですね。傍らの狛犬がうつむいていたのが印象的でした(↑)。
鳥せいさんでは、宴会の前に売店の奥にある素晴らしいイベントスペースを見せていただきました(↓)。ここにあった醸造用のタンクを、そのまま部屋として使ったユニークな作り。天井から吊られた灯りは何と一升瓶でした!(↑)
凝っていますね~!!
この後、4人で楽しく飲んで食べてしゃべりまくって過ごしました。
鳥せいさん、おいしかったです~! ありがとうございました~!!

駅前では、ちょうどからくり時計が開いたところに立ち会えました。蔵元さんの看板ブランドが樽の形で並んでいます。
鳥せいさんを運営している山本本家さんのブランドは上から3番目、中央の「神聖」全部開くとこうなるのでした(↑)。
龍馬新選組もいて、とても伏見らしいですね。
☆船長さんゆかりさんを京都駅でお見送りして、充実した一日は終わりました。

さあ、最終日の3日目です。
朝から錦市場や高島屋さんでお正月料理の買い出しに励み、一息ついてから東山方面に向かいました。源頼家が寺域を寄進した建仁寺(↑)。
今回は時間がないので境内を通り抜けただけでしたが、天井に双龍が描かれている法堂(↓)や日本の茶祖、栄西禅師茶碑祇園辻利さんが寄進したそうです)(↓)など、見どころがたくさんあるお寺です。平家ゆかりの六波羅蜜寺にごあいさつしてから、八坂の塔方面へ(↓)。こちらに来るのも久しぶりでした。
今回は入れませんでしたが、塔の傍らには木曾義仲の首塚があります。
そして、塔に向かう途中にあるのが金剛寺 八坂庚申堂(↓)。くーさんが突然連れて行ってくれたのですが、何とこちらは「劇場版 きのう何食べた?」シロさんケンジが訪れた場所でした!くーさん、ありがとうございます!!
最後に京都駅の京ダイニング八条さんで八条ビールをぐびっと飲み、「原了郭」の黒七味をかけた八条フライドポテトをいただいて帰路につきました。
いや~、3年ぶりの京都は本当に本当に楽しかった!!
車窓から見る富士山も、とても美しかったです。
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