『光る君へ』予習の京都旅行その1
前に使っていたブログのフォーマットがあまりに古くなってしまったため、弟にめちゃくちゃ助けてもらって、こちらに引っ越しをしました。
写真が大きく表示できるようになった! ので、スクロールがちょっと大変かもしれません💦
バックナンバーは徐々に復活させていく予定です。
のんびりペースになると思うので、ときどきお立ち寄りいただければうれしいです。
さて、引っ越し後最初の投稿は年末の京都旅行のレポです。
行きの新幹線の中から、雪を頂いた伊吹山の見事な景色が見えました(↓)。美しい!
昨年の大河ドラマは早々に離脱してしまったので、今回の旅行は2024年の大河ドラマ『光る君へ』の予習をテーマにしました。
準備ほぼゼロでNHKのサイトを見たところ、どうやら大原野神社というのが紫式部ゆかりの場所らしい!
京都駅の旅行案内所で「もうすぐ1日1本だけの直通バスが出ます」と言われてバス停に急ぎました。
約50分ほどで神社そばのバス停に到着。
初めて訪れる場所なのでワクワクします。
大原野神社(↑)は思っていたよりずっと規模が大きい!
784年の長岡京遷都の折、桓武天皇が藤原氏出身の皇后のために、藤原氏の氏神である春日大社の分霊を勧請したことが始まりだそうです。
参道の石灯篭には春日大社由来の鹿(↓)が刻まれています。
参道の右にあるのは「鯉沢の池」(↓)。こちらは大原野神社の社殿とともに、852年に文徳天皇が作らせたそうです。
奈良の猿沢池を模しています。
左側には五穀豊穣を奉謝する神事、「神相撲」が行われる土俵(↓)が作られています。京都市無形民俗文化財に指定されているそうです。
その横にある瀬和井(せがい)(↓)は清和天皇産湯の清水とも伝えられる井戸。紀貫之や大伴家持が和歌に詠んでいます。
「大原や せがいの水を手にむすび 鳥は鳴くとも遊びてゆかん」大伴家持
そして、大河ドラマ放映を前に、こんなに立派な看板(↓)が作られていました! 大原野神社、やる気満々です。
藤原道長と紫式部がちゃんと鹿のキャラで表されています。
藤原氏である紫式部はこの神社を崇敬し、たびたび訪れたそうです。
父の赴任で越前に住んだ際、ここを懐かしんで神社の裏にある小塩山を歌に詠んでいます。
「ここにかく 日野の杉むら 埋む雪 小塩の松に 今日やまがへる」
手水舎にも鹿が(↓)! 咥えている巻物から水が出る凝った作りです。鹿推しすごい。
いよいよ内陣へと入っていきます。
広々とした境内です。
拝殿の前には狛犬の代わりに狛鹿(?)がいました(↓)。阿吽じゃなくて雌雄が揃っています。
絵馬も干支と鹿がコラボ(↓)。
社務所の前には、2018年の台風で倒れた樹齢500年のモミの木を利用した素敵な小屋(?)が(↓)。大人もすっぽり入れる、ちょっと楽しい空間でした。
これまで知らなかったことが惜しまれるような、とても素晴らしい神社でした。大河ドラマをきっかけにぜひ訪ねてみてください!
この神社の手前にあるのが正法寺(しょうほうじ)(↓)。
紫式部とは関係ありませんが、お邪魔させていただきました。
最澄が創建した大原寺にルーツを持つこのお寺は、五代将軍徳川綱吉の母、桂昌院(『大奥』のせいで竜雷太さんの顔が浮かぶ💦)が帰依したため、徳川家代々の祈願所となったそうです。
手水鉢が美しく整えられていました(↓)。
こちらのお寺は、全国から集めた名石を各所に配しているため「石の寺」と呼ばれており、広大な「鳥獣の庭」(↓)は見ごたえバッチリです。
それぞれ鳥獣にたとえられているのですが、結構無理なものもあるかな?(笑)
窓枠に掛け軸をかけて床の間を設えている素敵なお部屋もありました(↓)。
春日不動堂(↓)に旅の無事をお願いしてから、バスに乗ってこの地を後にしました。今年は大河ドラマファンが押し掛けるでしょうね~。
さて、洛中に戻ってから訪れたのは、辰年にちなんでこちら(↓)です。
建仁寺法堂の天井画「双龍図」。同寺の創建八百年を記念して、2002年に描かれた見事な龍です。
建仁寺さんは京都のお寺には珍しく写真撮影OKなので、安土桃山時代に海北友松が描いた「雲龍図」(↓)も撮ることができました。
今回、お寺の中で発見して一番ウケたのはこちらの表示(↓)。わかりやすいですよね!
京都旅行1日目の最後に訪れたのは、青龍が住んでいると言われる八坂神社。『遙かなる時空の中で』プレーヤーなら龍穴のある地としてご記憶なのでは?
こちらの舞殿に掲げられる絵馬(↓)は、毎年コミックタッチなんですよね。かわいいです。
龍穴から湧き出る神水に触れられるスポット(↓)。飲むことはできませんが、毎回手を清めさせていただいています。
以上、毎度のことながら盛りだくさんな1日となりました。
スマホの万歩計を見たらなんと28000歩超!
おかげで2日目はものすごい筋肉痛に悩まされることになるのでした……。