地元を満喫
このところ、暑さもあってあまり遠出をしていません。
秋になったら少し足を延ばしたいなあ。
ということで、地元で遊んでおります。
蘆花恒春園
実は、芦花公園駅のそばに9年も住んでいたのですが、駅名の由来である蘆花恒春園には一度しか行ったことがありませんでした。
現在、都立公園スタンプラリーに挑戦中なので、久々に行ってみることにしました。
駅から結構あるんだよな~……。
徳冨蘆花こと徳冨健次郎が、この地に居を構えたのは40歳のころ。
敬愛するロシアの文豪トルストイの影響で、半農生活を送るためだったそうで、最初に住んだこの家(↑)は、大工の妾宅を譲り受けたものだと書いています。
写真は撮れませんが、内部に入って見学することができます。
すごく狭いです!!
蘆花さんもそう思ったのか、梅花書屋と秋水書院(↓)をそれぞれ世田谷から移築して母屋につなげています。
秋水書院は、大逆事件で処刑された幸徳秋水にちなんで名付けられました。
蘆花は兄である蘇峰を通じて桂太郎首相へ除名を嘆願し、処刑後には秋水の無罪を主張する講演を行っています。
(↑)徳冨夫妻の墓所。
それぞれ伊香保と熱海で没しましたが、この地で眠りについています。
都立蘆花恒春園は、こういった遺構以外にもドッグランやアスレチック広場、花の丘などを含む広大なスペースなので、次回は花の季節に訪れてみたいと思いました。
調布よさこい2023
さてこの翌週、調布では四年ぶりに調布よさこいが開かれました。
すみません、15年以上住んでいるのに、存在を知りませんでしたっ!!
反省とともに、グリーンホールでのオープニング総踊り(↓)に行ってみました。
ここに出ているのは、たくさんあるチームのごく一部。
総踊りの後は、チームごとの踊りが披露されます。
こちら(↓)は最も長い活動歴を誇る「調布よさこい組 舞夢」の皆さん。
グリーンホール以外にも、調布市文化会館の横のスペース、旧甲州街道を通行止めしたスペースなどで個性豊かなよさこいを見ることができます。ちょっとこわもて風(↑)だったり、優雅な舞(↓)だったり小学生のチーム(↓)もいました。(↓)こちらはこの日がデビューだったチーム。夜の7時のフィナーレでは、誰でも参加可能な総踊りが行われるそうですが、実はこの日、私にはもう一つの目的地があったのです。
大温室夜間公開
わがホームグラウンド、神代植物公園が「大温室夜間公開」を行ったのです!
夜に咲く花、香る花を中心に展示が行われていて、大温室以外の場所でもいくつか見ることができます。
(↓)タマノカンザシ。
江戸時代から栽培されている花で、夜に咲き朝にしぼむそうです。
(↓)パラグアイオニバス。
白い花が夜に咲き、朝に閉じて赤みを帯びるとのこと。
赤いつぼみがあったので、前夜に咲いたんでしょうね。
(↓)カラスウリの雌花(左)と雄花(右)。レースを広げたような白い花を夜に咲かせます。
ちょっとボケちゃいましたが、優雅なチューベローズ(↓)。別名月下香。夜になると甘い香りがより強くなります。
(↓)ヤエサンユウカ。花は夜に開いて芳香を放ち、そのまま昼も咲き続けるそうです。漢字では八重三友花と書きます。(↓)サガリバナ。今回の夜間公開の目玉がこちらです。
陽が落ちるころに咲いて、夜明けには散ってしまう幻の花。こんな機会がないと見ることができませんでした。
(↓)マツリカ。ジャスミンですね。とてもいい香り!
(↓)ヤコウボク。源泉水さんのキャラソン『彩雨の揺り篭』にも登場する夜香木です。薄緑色の小さな花が夜になると開き、甘い香りを放ちます。
(↓)タマリンド。夜になると葉を閉じて眠ったようになります。
就寝中?(↓)
(↓)ヒコウキソウ。夜とは関係ないのですが、飛行機のような模様の葉を持つ植物です。飛行機というより蛾に見えちゃうけど……
(↓)イエライシャン。李香蘭の歌で有名な夜来香ですね。
夜間公開と聞いたとき、「見られるといいなあ」と思っていました。
が、歌の歌詞では「夜来香 白い花」と歌われているのに、黄色い花なのにはびっくり!
(↓)ウツボカズラの花。この花が夜になると異臭を放ち、引き付けられた夜行性の虫を
こちら(↓)に捕えるそうです。
(↓)ハエトリソウ。すごくわかりやすい食虫植物ですね。
(↓)ムシトリスミレ。こちらはうっかり触ってしまいそうな、わかりにくい食虫植物。
葉がベタベタしていて、止まった虫をそのまま捕えてしまうそうです。
ここからはランの部屋の珍しい顔ぶれをご紹介。
(↓)プロステケア・コクレアタ。あだ名は「タコラン」だそうです。火星人のほうが似ている??
(↓)ダイサギソウ。清楚な美しさですが、近い将来野生での絶滅が危惧されているとのこと。
(↓)カタセツム・マクロカルプム。こちらも思い切りタコに似ています!(笑)。
3年から5年に一度しか咲かないそうなので、見られてラッキー!
(↓)ミルタッシア・アツテック。こちらもちょうど開花中でした。珍しいラン。
(↓)ブルボフィルム・アルファキアヌム。
花は普通だったのですが、付けられていた名札(↑)に笑っちゃいました。
(↓)プロステケア・ビテリナ。可憐なお花でした。
(↓)オンシディオダ・モーニング・メドレー‛サクラ’。これもかわいらしいです!
(↓)ルビー・キャッスル。鮮やかですね~。
(↓)オンシジウム・シャーリー・ベイビー‛スウィート・フレグランス’。毎回嗅いでしまう「チョコレートの香りがする花」です。
(↓)ショクダイオオコンニャク。葉と一緒に花が咲いた世界で二番目の例ということで、テレビなどの取材がいくつも来た株ですが、葉が枯れたと同時に新しい芽が出てきました。
これもとても珍しいことだそうで、今後も注目ですね!
(↓)グリーンペペ。夜になると傘や裏側のひだが蛍光色に発行するキノコ。
「10個集めれば文字が読める」と言われるほど発光するそうです。ちなみにこれは、職員さん手作りのレプリカ。
(↓)月下美人。夜から咲き始めて朝にはしぼんでしまう花です。
もうすぐ咲きそうなつぼみ(↓)があったので、開くところを見てみたかったなあ。
以上、「大温室夜間公開」レポートでした。
大温室前の芝生スペースにはキッチンカーも出ていて、夏休みの子供たちやカップル、家族連れの方がたくさん訪れていました。
来年もぜひやってほしい!
地元はいいなあ。