『鎌倉殿の13人』聖地巡りしてきました(長文注意!)

鎌倉は『遙か3』の舞台ということで、今までもさんざん訪れていますが、コロナ後初めて純粋に観光のために行ってきました(これまではお買い物メインで、行って即帰ってきた)。
そう、放映中の『鎌倉殿の13人』が面白すぎて、どうしても聖地巡りしたかったのです!!
ご近所在住の元同僚Sさんにお付き合いいただき、有休を取って平日の鎌倉へ!
武蔵小杉駅で危うく横浜方面に乗り換えそうになりつつ(^_^;)、無事到着。
スタートはもちろんこちら(↓)からです。
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狛犬たちは相変わらずマスクをしていますが、鳥居の両脇には七夕の飾りがありました。
段蔓(↓)の両脇に植えられた桜の若木がかなり育っていて、心地よい木陰を作ってくれます。
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譲くん望美ちゃんの模擬結婚式があったカトリック雪ノ下教会(↓)の前にはあじさいが。
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今回、鎌倉に最も人が多いあじさいの時期に来てしまったので、長谷寺明月院は端からパスしましたが、それでも街中でたくさんの美しいあじさいを目にすることができました。
まずは、鶴岡八幡宮に突入!
境内にも七夕飾り(↓)がありました。
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平家池に咲いていた蓮の花(↓)。
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源氏池の島にある旗上弁財天社の手水鉢(↓)にはあじさいが浮かべられ、鳩が水浴びをしていました。
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ここはもともと鳩たちが憩う場所なのですが、こう暑いと水浴びしたくなる気持ちもわかります(笑)。
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こちらは社の裏にある政子石(↓)。
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頼朝政子の安産を祈願した石だそうです。段蔓も安産祈願で作ったそうだし、めっちゃいい夫……だけど女子好きなのよね、まあ、遺伝??(お父さんの義朝から、息子の頼家へと続く流れ…)
さて、今回の鎌倉訪問最大の目的だった、大河ドラマ館に入ります!
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鎌倉文華館 鶴岡ミュージアムの2階に設けられていて、なかなかの充実ぶり。
入り口で迎えてくれるのは北条のパパこと時政さん! 坂東彌十郎さんは183センチもあるんですよね! 等身大パネルも大きかったです。
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小栗さんの衣裳(↓)。大河ドラマ館の入り口の写真にあった黒い衣裳は撮影のため「出陣中!」とのこと。もうこんな薄い色の衣裳は似合わないキャラに変わっているのか?
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小池栄子さん演じる政子のパネル(↓)。今回の政子は、岩下志麻さん財前直見さんほど政治家っぽくなくて、親しみやすさを感じますね。あ、杏さん政子は野生児だった……。
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大泉洋さん演じる頼朝のパネル(↓)。ついに亡くなられてしまいましたが、実に素晴らしい頼朝でした。石坂浩二さん中井貴一さん、そして岡田将生さんと、これも代々いい役者さんたちがやってきた役です。全然負けてないぞ、大泉くん!!
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大姫の衣裳(↓)。義高亡き後は、ただひたすら病んで弱っていったというイメージだったので、今回少し明るい日常も描かれたのはうれしかったです(まあ、心に闇は抱えていたけど)。
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政子の袿(うちぎ)(↓)。北条家のイメージカラーはアースカラーだそうです。
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時政の妻、りくの袿。こちらは京の雅を彷彿させる華やかさ。
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衣裳以外に小道具も飾られていて、やはり注目度一位はこちら(↓)の和田殿「かわいい」文でした。
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フォトスポット(↓)では立烏帽子折烏帽子をかぶって撮影できます。私たちは頼朝と同じ立烏帽子にしました。思ったより高くて御簾にぶつけました~(笑)。
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その横にはこんなおいしいパネル(↓)も。間に立って撮影できます!
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また、大きなスクリーンに撮影で使ったCGの景色が映し出されているのですが、指定された場所に立つと、マックス13人の合議に参加することができます。手を挙げた人数によって、出てくる画像が変わる仕組み。私たちの時に映し出されたのは……
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おお! どれも思い出ありすぎなシーンでした!(左上が木曾義仲巴御前、その右が上総広常、左下が梶原景時北条義時、その右が源義経武蔵坊弁慶
そして、ここからはこの人(↓)のコーナーになります。
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登場した時にはこんなにヤバくて視聴者に嫌われる義経、アリなの~!? と思いました(が、史実的には納得度高い)。この表情、本当にヤバかったですよね。
衣裳も展示されていました(↓)。
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実際に着用した鎧(↓)もありましたが、これで馬に乗って殺陣って、どれだけ大変なことか……。
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戦場での義経は本当に天才で、軍神で、でもそこにしか居場所がない哀しい存在でした。
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戦う相手を失ったときの、眼から光が消えた表情、寂しさ、失望、驚愕、悟り……菅田将暉さんの素晴らしい演技で、義経が駆け抜けた時を共に味わうことができました。
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この義経像は、大泉さん頼朝像と共に歴史に残る造形でしたね。
最高の演技をありがとうございました!!
ドラマ館を出たところに、スイレンの花(↓)が咲いていました。
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鎌倉まで運ばれた義経の首を弔ったと言われる、藤沢の白旗神社にも今度行ってみたいと思います。
八幡宮の参道に戻り、本宮を目指します。
こちらの手水舎も花手水(↓)になっていました。手を清める場所は横に用意されているのでご心配なく。
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静御前が舞を披露した舞殿(↓)では七夕の飾りがはためいてました。
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大階段の前には茅の輪くぐり(↓)のコーナーが設けられていて、もちろんくぐってきましたよ! くぐった後は人形に息を吹きかけて奉納するので、ちょっと陰陽師気分です。
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大階段前の狛犬もしっかりマスク(↓)。
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一度は倒れた大銀杏の後継(↓)が、かなり成長していてうれしかったです。こうやって新しい命が受け継がれていくんですね。
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お参りの後は、本宮に向かって右のエリアへ。
実業家で源実朝の研究者でもあった菅礼之助が詠んだ「歌あはれ その人あはれ 実朝忌」の句碑(↓)が、ひっそり佇んでいます。
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源頼朝実朝を祀った白旗神社(↓)。いたるところに源氏の家紋である笹竜胆が刻まれていました(クリックすると大きくなります)。
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実朝の首塚がある神奈川県秦野市から、2011年に贈られた実朝桜(↓)。
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静御前終焉の地と伝えられる福島県郡山市から贈られた静桜(↓)。こちらは結構前からありますね。
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流鏑馬馬場から境内を抜けたところにすぐあるのがこちらの石碑(↓)。畠山重忠邸は鶴岡八幡宮のすぐそばにあったようです。
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現在は小学校になっている大倉御所跡を経て、法華堂跡に向かいます。
途中の道にはあじさいがたくさん咲いていました。
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写真映えする道ですね。
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こちらが法華堂跡の石碑です(↓)。
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石碑の奥にある白旗神社(↓)は、法華堂の流れを汲む寺が、明治維新の際に神社にあらためられたもののよう。
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神社横の長い階段を上ったところにあるのが頼朝の墓(↓)です。
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もともとこの地には、頼朝が髷の中に入れていた観音像を収めた持仏堂がありました。死後に法華堂となり、遺骨が納められたのです。
『鎌倉殿の13人』では、安達盛長が骨壺を持って階段を上っていましたね。
実は、私が前に訪れた時は、この神社と頼朝の墓が不審者に破壊された直後でした。
ひどい有様だったのですが、今では修復後に置かれた石にも苔が生えて、しっかりと馴染んでいて安心しました。
次に向かったのは、すぐお隣りにあるもう一つの法華堂跡
前は頼朝の墓から横に平行移動できたと思うのですが、今は一度階段を下りて、再度上りなおさなければなりません。あせあせ(飛び散る汗)
こちら(↓)が義時供養のために建てられた法華堂跡です。
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そばにある看板のQRコードを読み込むと、スマホを通してこの場所にあった法華堂をCGで見ることができます。
中に入って仏像を間近に見ることもできるので、おススメ。
法華堂跡の奥にあるやぐら(↓)には、「三浦氏が供養されているやぐら」との表示がありました。
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北条三浦が争った宝治合戦の際、三浦一族276人が源頼朝法華堂に籠り、自害したそうです。
その供養がここで行われているとのこと。
合戦は北条義時の死後のことなので、大河ドラマでは描かれないと思いますが、三浦一族もそんなことになっていたのね……。
ここからとんでもなく急で長い階段(↓)を登ると、やっと行きつくのが私の重要な目的地の一つ
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大江広元の墓(↓)です。
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なんでそんなに大江推しなの? と問われれば、答えは明快!
毛利元就さまのご先祖だから!!
その証拠に、階段の横の石灯篭(↓)には毛利家の家紋が入っていますよ。実はこのお墓、江戸時代に長州藩が建てたのだそうです。
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どうでもいいけど、高い所に作りすぎです~あせあせ(飛び散る汗)あせあせ(飛び散る汗)あせあせ(飛び散る汗)
遅い昼食をとってエネルギーを補充した後、再度鶴岡八幡宮を横切って次の目的地に向かいます。
ここにも美しいあじさいが咲いていました。
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ちょっと変わった品種(↓)。
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はい、やっと到着~! 寿福寺(↓)です。
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長い参道(↓)の先に、墓地へ続くさらに長~い道と長~い階段が続いています。
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こちらにあるのは北条政子の墓(↓)と
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源実朝の墓(↓)です。
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天気のいい夏の昼間なのですが、この辺りは空気が重くて暗いんですよね(^_^;)。
初めて鎌倉に来た時、お寺か神社で食べようと思ってマックでハンバーガーをテイクアウトしたのですが、こういうお寺が多くて結局マックに戻って食べたのを覚えています。
訪れる人、どのくらいいるのかな~?たらーっ(汗)
人物がメジャーな割に人気(ひとけ)がなさすぎる気がする~!!もうやだ〜(悲しい顔)
でも、ここのあじさいもきれいでした。
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小町通りを通って今度は鎌倉駅方面へ向かいます。
カシワバアジサイのハーモニー(↓)がいい感じにセピアになっていました。
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そろそろ脚力の限界を感じながらたどり着いたのは、妙本寺(↓)です。
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今回訪れたお寺の中では、あじさいが一番見事でした。
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いろいろな品種が咲いています。
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鎌倉のあじさいは、うちの近所で見るものより大型で花びらも大きい物が多かったです。
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さて、例によって結構長い階段を上り、山門(↓)を通ります。
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はい、目的地はこちら!(↓) 比企一族の墓です。
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源頼家の乳母を務め、勢力を強めた比企一族は、邸のあったこの地で北条の軍勢に滅ぼされます。
『鎌倉殿の13人』では、どんな風に描かれるんだろうなあ……。
最後にお土産を購入したのは、こちら(↓)。鳩サブレーで有名な豊島屋さんです。七夕飾りの中には、鳩の形の短冊もたくさんありました。
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新作の和菓子、矢口餅(↓)。
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武家の男子が狩りで初めて獲物を仕留めた際の儀式に使う餅で、『鎌倉殿の13人』では万寿が供えていましたね。
これは欲しくなるわ! いい企画です!
もう一つ買ったのはこちら(↓)の星乃橋
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7月7日までの限定販売だそうで、おお、いかにも七夕!!
ビジュアルにやられました。
ということで、猛暑の中、駆け足で聖地を巡ってきました。
とにかくね、鎌倉の人が墓を高い所に作りたがるのを何とかしてほしいですね。
万歩計を見たら2万歩超の上に、階数にして20階分も上っていたみたいです。
最後、体力切れでほとんど歩けなくなった私を地元まで連れ帰ってくれてありがとうございました、Sさん!!
日焼け止めはしっかり塗っていったけど、服で隠れている部分がすごく日焼けしたので、次回からは帽子じゃなくて日傘にするぞ~!!
大河ドラマ館の展示内容が変わった頃に、また訪ねたいと思います。
待ってろ、鎌倉!!

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