伏見稲荷大社(京都府京都市伏見区)
日本全国の稲荷神社の総本社、伏見稲荷大社。
そう思って見るからか、鍵をくわえた白狐が何だか神々しく見えます。
『遙か』では詩紋くん、『遙か2』では翡翠さんが好きな場所なんですが、
ええっ、詩紋くんはともかく、なんで翡翠さん?
海賊商売の繁盛でも祈ってるんでしょうか(汗)?
そして、『遙か2』で玄武の二人が明王の試練を受ける場所でもあります。
上賀茂神社が泉水さん、こちらが泰継さんでしたね。
商売繁盛の神様であるこの神社は、京都の社寺の中で初詣客が最も多いことでも知られています。
このページの写真は年末に撮りましたが、すっかり新年の支度が整っていました。
上左は表参道の鳥居と楼門。
この楼門は豊臣秀吉の造営とされているそうです。
上右は本殿。
応仁の乱で境内の建物がすべて焼失した後、1499年に竣工されたとか。
ちょっと時間のスケールが大きすぎて目まいがしますが(笑)。
泰継さんがここで受けた試練は、狐の子供が書いた手紙を、狐のお母さんに渡す……というものでした。
「理屈ではなく、ありのままに物事を受け止める」という魂の有り様を見つけていましたね。
そう、お稲荷さんと言えば、狐です。
もともと稲荷神として信仰されていた宇賀之御魂命(うかのみたまのみこと)の別名、「御饌津神」(みけつのかみ)を、「三狐神」と誤って解釈したため、お稲荷様の使いという地位を得たのだそうで……。
いいのかそれで?
伏見稲荷の絵馬は、逆三角形の狐の顔の形をしています。
そのため絵馬を奉納する人たちが、かなり手の込んだ書き込みをしていて、いろいろな表情の狐に出合えるのは楽しいです。
上は、伏見稲荷名物の千本鳥居。
幻想的な風景のため、写真集の撮影などにもよく使われます。
ゲームの中でイノリくんが、「伏見稲荷名物の鳥居を建てるのを手伝った」と言っていましたが、彼は渡来人である秦氏の血筋なんですよね。
伏見稲荷はもともと秦氏の氏神ですから、何か関係があるのかな?
そして、この場所で忘れちゃいけない印象深いイベントが、『遙か2』での頼忠さんとのもの。
「大切な恋」ルートでは、ここでついに自分の過去を告白します。
尾花が風に鳴る、とっても切ないシーンでした。
『遙か』と『遙か2』の両方に登場するので、本当にたくさんのイベントの舞台になっていますが、実際に訪れたときは、奥社にある「おもかる石」にも立ち寄ってみてください。
心に願い事を思い浮かべて石灯籠の空輪を持ち上げ、予想より軽かったらOK、予想より重かったらその願いは叶わない……というシビアな判定をして くれる石なんですが、これが見事に重さが違うんです! 願い事によって!
的中率はかなりのものだと個人的には思います。