京邸(京都府京都市下京区)
景時「あれ? どうしたの、望美ちゃん。今回、普通の紹介と違うの?」
望美「うふ、このコーナー、拍手お礼の時は番外編だったんです。でも、今回はスポット巡りの一つに格上げされたんですよ」
景時「へえ〜、なら普通にやればいいのにね。どうして会話形式なんだろ?」
望美「さあ……。それより景時さん、景時さんの京都でのお邸は六条櫛笥小路ですよね。 今、五条と七条の通りは残っているんですけど、六条はほとんど消えちゃってるんです」
景時「へえ〜、そうなんだ」
望美「で、何とか櫛笥小路は見つけたので、六条と思われる辺りで探したら、 このお店(上)があったんですって。お寿司の仕出し屋さんみたいですね」
景時「結構広い邸だったんだけどねえ。 まあ、その後、戦や火事も何度もあっただろうからね〜」
望美「こっちのお店(上)も近所にありました。湯葉の専門店みたいですね。たぶんこの辺りまで敷地が広がってたんじゃないかなあ」
景時「へえ〜、あとは住宅ばっかりって感じなんだ」
望美「過去3回も探し回って、4回目でようやくそれっぽい場所を探し当てたみたいですよ。ほら、しつこく住居表示(下)を撮影してるでしょ?」
景時「ははは。いくらなんでもしつこすぎだよ」
望美「よっぽどうれしかったんでしょうね〜。近くに、九郎さんの六条堀川邸で水を引いていたと言われる左女牛井(さめがい)の碑もあるんですよ。景時さんのお邸からかなり近いですよね」
景時「そうだね。こちらの時間の単位で言うと、歩いて10分ってところかな」
譲「いくら近いからって、1人で歩いてくるのは感心しませんね、先輩」
望美「あ、譲くん!」
景時「え?」
譲「俺が九郎さんの邸で弓の稽古をしているのを迎えにきてくれたんですが、 落ち武者だっているし、治安も決してよくないのに……」
望美「だって、何かあったら譲くんが助けにきてくれるでしょう?」
譲「それはもちろん……そうですが……」
望美「じゃあ、今日も東の市に行こうか? またお団子食べよう!」
譲「……まったく、仕方のない人だな。じゃあ、景時さん、お先に失礼します」
景時「…………………え?」
「これやるための会話形式?! オレの誕生日特集なのに?!」
やだな、景時さん、偶然偶然!
お誕生日、おめでとうございま〜〜す!!