神泉苑(京都府京都市中京区)
特別編「キャラと一緒2」
『遙か』シリーズの1から3で重要な舞台となっている神泉苑。
江戸時代に二条城が築かれたため、大きく敷地を削られてしまいましたが、 かつては12万平方メートルもの規模を誇る禁苑でした。
平安京の造営にあたり、大内裏の南の沼沢を開いて築かれ、常に清泉が湧き出すことから神泉苑と名付けられたそうです。
苑内には大池と中嶋のほか、乾臨閣(けんりんかく)や釣殿(つりどの)、滝殿などもあり、歴代の天皇や貴族による舟遊び、花見、弓射、賦詩などの行事や遊宴が行われました。
弘法大師がここで祈り、善女龍王を勧請して雨を降らせたと言われているため、 その後も干ばつの際にはここで雨乞いが行われたそうです。
後白河法皇の時代には、百人の白拍子を集めて雨乞いを行いました。
その際、静御前が舞ったときにだけ、雨が降ったと言われています。
『遙か3』の神泉苑での雨乞いは、この故事を取り入れたエピソードですね。
現在は、境内に真言宗の寺院と料亭「平八」(遙かのスタンプラリーツアーでは、ここで食事を取ったようです)があり、上の写真にある龍頭鷁首の龍王船で食事をすることもできるとか。
境内にあるこの橋は、法成橋(ほうじょうはし)。
心に願いを念じながら渡り、その想いを橋の向こうにある善女竜王様にお願いすると叶うと言われています。
ただし、願いは1つだけ!だそうです。
え〜と、何を願いながら渡ったか忘れてしまった(ダメじゃん)。
『遙か』では、ここでの決戦の前にアクラムと交わす会話が八葉ごとに違っていて、 「理想の国家とは」を正面から論じる鷹通さんに「公務員〜〜!」を感じた覚えが。
ちなみに、アクラムを最も怒らせるのは永泉ちゃん。
「…なんだと?」「不愉快だ」というストレートな反応を引き出していました。
『遙か2』では幸鷹さんが、試練の一つとして子供と囲碁をやったり、 星月夜に花梨ちゃんと二人でデートしたりしましたね〜。
数ある夜デートイベントの中でも、この星月夜の会話は忘れられません!
『遙か3』では、前述の雨乞いが印象深いですが、 リズ先生と激しい稽古をしているときに、譲くんがすごく心配して水を飲ませてくれるシーンが好きです。
「これほどに厳しい稽古が必要なんですか?」と抗議するところとか、よかったなあ……。
ということで、有川兄弟に締めてもらいます!
将臣「……なんか植木扱いされてねえか? 俺たち」
譲「兄さん! 思ってても言っちゃだめだよ」
将臣「思ってるんだ……」