遙かゆかりのスポット巡り

譲くん お誕生日おめでとう!特集

御霊神社(神奈川県鎌倉市)



『運命の迷宮』の中で、景時さん「御先祖様を祀った神社」と呼んでいたのが この御霊神社です。
御霊信仰に基づき、御霊・怨霊を鎮めるために創建された神社を御霊神社と呼びますが、 こちらは五柱の神を祀っていたことから五霊→御霊と呼ばれるようになったんだとか。
怨霊は関係ないのでちょっと安心です。←
鎌倉権五郎神社という名でも知られています。

 

江ノ電の線路に面した鳥居をくぐると、右手に社務所と手水があります(左上)。

この神社に祀られている五柱の神というのは、関東平氏五家の始祖、鎌倉氏、梶原氏、村岡氏、長尾氏、大庭氏を 指すそうで、このうち梶原氏、大庭氏、長尾氏鎌倉氏の分家。
ただし現在は鎌倉権五郎景政のみが祭神とされています。

この景政公の命日である9月18日に行われる面掛け行列というお祭りが有名で、ユニークな面をかぶった人々が安産や五穀豊穣を祈願して練り歩くそうです。
境内の宝物庫(右上)には、この面のなかに含まれる「福禄寿」にちなんで、福禄寿の像が安置されています。

 
高さが20メートルにも及ぶタブノキ(上)。
樹齢350年とも言われ、鎌倉市の天然記念物に指定されているそうです。
350年前だと17世紀くらいですから、戦国時代?
鎌倉時代がいかに昔かがわかりますね……。

 

ちなみに祭神の景政公、かなりの豪傑だったようです。
源氏のヒーロー、八幡太郎義家に仕えて後三年の役に従軍。
左目を矢で射られながらも敵を倒し、味方が矢を抜くために顔に足をかけたところ、その無礼をとがめたとか……
イタたたたイタたたた!
ワイルドすぎます。

境内には、景政公が領地を見回る際に弓を立てかけたという「弓立の松」(左上)と、公が手玉に取り、袂に入れたと伝えられる袂石手玉石(右上)が置かれています。
左の手玉石が約105キロ、右の袂石が60キロあるそうで、弁慶の先輩といった位置づけですね~(笑)。

 

何よりここは極楽寺駅からも近くて、完全に望美ちゃん有川兄弟の生活圏!
きっとこの辺りを散歩するんだろうなと想像するだけで楽しいです。
鎌倉を舞台にしたドラマ『最後から二番目の恋』の主人公たちの家も、 この神社のすぐ手前(左上)に設定されていました。

神社のそばにある力餅家さん(右上)も風情のある有名なお店。
ちょっと立ち寄ってお土産に買うのもいいですね。