池田屋跡(京都府京都市中京区)
新選組の名を一躍知らしめた「池田屋騒動」の舞台です。
『BARAGA-鬼ki』も、このシーンから始まりますね。
尊王攘夷派の過激志士が、御所焼き討ちと帝の誘拐を企んでいるとの情報(土方さんが拷問して聞き出したそうで)を得た新選組は、会津藩に応援を要請した後、二手に別れて市中を探索。
沖田・永倉・藤堂を含む近藤隊が池田屋を探し当てました。
沖田くんは結核による喀血で、藤堂くんは負傷で戦線離脱し、一時は20数名対2名という不利な状況に追い込まれますが、井上・原田・斎藤・島田を含む土方隊が到着。
死闘の後、9名を討ち取り4名を捕縛することに成功しました。
下が、その際に死亡・捕縛された志士の一覧です。
一方、新選組側の死者は3名(下)。彼らのお墓は壬生寺にあります。
見取り図から、京都独特の奥行きのある建物だったことがわかります。
現在、池田屋の跡地には居酒屋「海鮮茶屋 池田屋はなの舞」が建っています(下左)。
『BARAGA-鬼ki』の京都公演千秋楽を見た後に、行ってきました。
店の前には池田屋騒動の説明プレート(上右)が立てられ、店内の間取りも当時の池田屋を再現する方向で作られているようです。
蒲田行進曲を思い出させる大階段(下左)やお約束の記念写真コーナー(下右)もあって、店員さんは全員浅黄色の羽織を着ているという、かなりベタな作り。
まあ、一度記念に行ってみるのはいいかも。
カクテルや料理にも新選組隊士の名前が付いていますよ。
*『BARAGA-鬼ki』ポイント
近藤さんの堂々たる戦いぶりと、助けにきた土方さんのかっこよさが最高です!
それぞれが名乗りを上げることで、人物紹介を兼ねた幕開きとなっています。
一気に幕末の世界に引き込まれますよ!