2010/7/7
『キタムラトシヒロの七夕祭り』
↑会場入り口のゆる~い掲示。内容のゆるさを予告してました(笑)。
この日にイベントを開催するのは、『遙か 舞一夜』のキャストが初めて顔合わせをしたのが、三年前のこの日だったからだそうです。
ネオロマイベントの後、会場そばのコンビニ横で……と言っていたので、展示ホールのほうのデイリーヤマザキの横かな?
2007年7月7日が運命の日だったわけですね。
第1幕
今回のイベントはキタムラさんによるトークライブということで、舞台出演中の長谷部くん(永泉役)を除く八葉全員と、鬼の一族全員(セフルも含む<笑>)、あかねちゃん、季史さん、藤姫ちゃん、小天狗ちゃん、邪香妃と惨魏が勢揃い。
打ち合わせゼロで行うというのでどうするのかと思っていたら、イベント冒頭で台本が配られ、それに「Aの司会でBCDが参加するトーク」「Eが歌ってFがバックでダンス」「Gが司会でHIJが解答者のクイズ」などと書かれています。
で、席の座面の下に封筒が貼られていた観客がそれを掲げると、出演者全員が舞台から降りて思い思いに受け取り、封筒を開いて自分の「アルファベット」を知る……というシステム。
なるほどねえ~。
もうひとつ面白かったのは、舞台上の幕が全部取り払われていて、舞台袖や奥まですべて見えること。
おかげで待機中のキャストが必死でバックダンスを練習しているところまで見られました。
冒頭は司会玉城くん(式神・セフル役)、ゲスト椎名鯛造くん(イノリ役)、やまだまいこちゃん(小天狗役)、小野麻亜矢さん(シリン役)のトーク。
「すべらない話」を……ということでそれぞれ話したのですが、………記憶がほとんどない!! ゴキ××関連が2つくらいあったような。
皆さん割とスムーズに話していたので、途中でキタムラさんが「こんな話を考えてきておいて、こんな歌も何となく聞いておいて」とだけ予告していた……と、補足説明を加えていました。
トークの後は、誠治郎くん(天真役)による歌『リンダリンダリンダ』とアイルくん(アクラム役)によるバックダンス。
何かに取り憑かれたように(笑)熱唱する誠治郎くんと、昇り龍を描いた着物を羽織って、扇子を開いたり閉じたりしながら踊る(?)アイルくんがなかなか素敵でした。
次のコーナーは「セイムアンサー」というクイズ。
やっと根本くん登場です。
司会は真山さん(邪香妃役)、解答者は根本くん、TROYさん(イクティダール役)、英司さん(惨魏役)。
ある質問について、キタムラさんと同じ解答を書けばポイントをゲットできる……というルールだったのですが、キタムラさんの答えが特殊すぎて誰も正解できない!
一番笑ったのは、「中村と言えば?」の質問。
英司さんと誠治郎くんと、中村は2人いるわけですが、根本くんが書いたのは「獅童」。キタムラさんが「吉右衛門」。
思わず誠治郎くんが楽屋スペースから飛び出してきて、根本くんに「おいっ!?」と抗議していました。
結局、「銀行と言えば?」に正解した英司さん(正解は「みずほ」)以外の二人は罰ゲームの物真似をやるハメに。
TROYさんは松村くんが真似したビートたけし、根本くんは美輪明宏さんを結構見事にやってくれました(根本くんうれしそうだった)。
次はトーク2で、テーマは「怖い話」。
司会の寿里くん(友雅役)はビビりらしく、やたらビクビクしてました(笑)。
ゲストは森林ちゃん(藤姫役)、八戸くん(泰明役)、木村くん(季史役)。
一番怖かったのは木村くんかなあ……。木村くんは「見える人」なので、心霊スポットに行ったときの体験談がかな~り強烈でした。
あと、何も起きていないようでその場にいたら滅茶苦茶怖そうなのが寿里くんの話。
心霊スポットのトンネルに車で行って、運転手だけ車でトンネルの向こうに行き、寿里くんともう一人の友だちは歩いてトンネルを抜けることに。
途中、側道のところに空き缶があるのを見て、「? なんでこんなところに?」と思いつつ通り過ぎてしばらく歩いたら、まったく風もないのに後ろで缶の転がる音が!!
猛ダッシュで出口まで走っていったそうです。
これ、絶対怖い。
現地で体験したら腰抜ける!!
こういう話を聞きながらも、観客の視線はビビりで有名な誠治郎くんに注がれていました(笑)。
案の定、話が盛り上がる度にほかのキャストが驚かせにいっていた(当然根本くん含む)……。
最後は河野くん(詩紋役)が『GOLD FINGER 99』を歌い、バックで成松くん(頼久役)とはねゆりちゃん(あかね役)が踊るというシュールな絵面になりました。
成くん、結構頑張っていたよ!
これにて第1幕は終了。
第2幕
あ。1幕のところで書き忘れましたが、オープニングでの出演者紹介ビデオでは、根本くんが描いた似顔絵が使われたんですよ~!
トンデモ画伯ぶりがつとに有名な彼ですが、何となく似ている顔もあって、子供の絵ってすごいなと思わされました。子供じゃないけどね(笑)。
さて、2幕ではきっちりと各種幕も吊られ、中央にスクリーンが降りてきて、真ん中に司会者のキタムラさん席(学校のスチール机だったのはご愛嬌)、両側にベンチ2つというセッティング。
「遙かトークコーナー」となりました。
最初にいきなり八戸くんの泰明ソング『無限の一滴』!
久々だ!!
黒地にワンポイント鮮やかな刺繍が入った着物で歌ってくれました。
彼と河野くん、アイルくんが衣装凝ってたなあ。
あ、女性陣は全員浴衣でかわいかったです!
トークコーナー1
鯛造くん、誠治郎くん、英司くん、アイルくん、成松くん、森林ちゃん、はねゆりちゃん、TROYさん、玉城くん
MCが誠治郎くんということで、いきなりテンパってました。本当に苦手だね~、こういうの。
成松くんにまで突っ込まれていたし(私も含め、会場から驚きの声が<笑>)、最後はキタムラさんにMC取り上げられていました。
「『遙か』のときから成長するとか言い続けて全然だめやん」とか言われてた……。
最初の話題は、今、隣に座っている人の初対面のときの印象。面白かったのだけ書くと
英司くん「(アイルくんに)外人だ~!! 口を開いたら大阪人だ~!!」
はねゆりちゃん「(TROYさんに)外人だ~! 足がとにかく長くて、屈んで洗面している横を通ったら、TROYさんの足が自分の胸の上あたりまであった。私ってほぼTROYさんの足なんだなあ~って思った」
玉城くん「(キタムラさんに)とにかくすごく怖かった」
キタムラさん「(玉城くんに)全然覚えてない!」(ヒドっ)
鯛造くん「(誠治郎くんに)ひげが濃いなあって」
また言われてました…。
ここでスクリーンに去年の『感謝祭』の模様が映し出され、それについてのトークが続きます。
(感謝祭を未見の方はこちらに異様に詳細なレポがあります)
わずか3日間の稽古期間だったのでピリピリだったとか、鯛造くんいわく「『方言遙か』は本番で初めて笑わずにできた」とか。
TROYさんが"Inori!"と英語発音で現れると必ず吹いちゃったそうです(笑)。
英司さん「TROYさんが『あ、ごめん、台詞間違えた』とか言うんだけど、ほかの人間全然意味わかってないからぽかあんって」
あれからもう1年かあ……と、感慨にふけってしまいました。
トークコーナーのあとは、はねゆりちゃんと木村くんの『驟雨の迷い子』。
久々に聞いた~!! はねゆりちゃんは本当に歌がうまいですね。
この日歌ったキャストの中では一番うまかったです(いろいろと差し障りのありそうな発言か?)。
トークコーナー2
寿里くん、河野くん、根本くん、麻亜矢ちゃん、まいこちゃん、真山さん、木村くん、八戸くん
MCは寿里くん。
今回は根本くんと離れて座っていたのですが、発言がやたらとかぶるので、「俺、そっち行こうか?」と提案。
根本くん「やだよ。寿里が隣に来るといろいろと……」
何? 何があるというの?!?
発言がそこで途切れたので、妄想した女子は多かったと思います。
今回は『感謝祭』のビデオを見つつ、客席から質問を募りました。
●質問1「自分以外でやってみたかった役は?」
圧倒的に「泰明」と「友雅」が多かったですね。
根本くんは「頼久」と「泰明」だったかな?
麻亜矢ちゃんの「アクラム」には客席からどよめきが。
個人的には「鷹通」が1回も出てこないのに凹んだよ……。
●質問2「好き or 印象的なシーンは?」
河野くん「イノリと本音を語り合うシーン。千秋楽の涙は演技じゃありません!」
真山さん「日に日にエスカレートしていった『舞一夜』のアドリブシーン」
木村くん「キタムラさんに資料DVD渡されて、『これで舞作ってきて』と言われた舞のシーン」
八戸くん「おさげが顔にばさっとかかっちゃって取れなかったシーン。忘れられない」
まいこちゃん「あかねと藤姫と小天狗が3人で登場するシーンで、いつも舞台袖でがんばろう!と気合い入れてたこと」
根本くん「『舞一夜』の場当たりで季史のカツラが取れたシーン」
キタムラさん「そう、龍弥がやってたシーンでいったん外れたのが、シーンが進むにつれてどんどんずれていってなあ~。その下のストッキングみたいなのが見えてきておかしかったんや~」
寿里くん「『舞一夜』の最後の琵琶を弾くシーン。包んでいた布を外すのにいったんはけるんだよね」
キタムラさん「あれは、映画を舞台化するに際して一番悩んだシーン。どこまで変えていいのか、どうすれば『舞台版もよかった』と言われるか、全シーンの中で一番考え抜いた」
麻亜矢ちゃん「シーンって言うか、『感謝祭』のときにあの冷静な根本さんが『俺の刀! 俺の刀がない~!』って舞台裏でアワアワしていたこと」
寿里くん「そうそう。それで『ああ、もう時間がないから出る~!』って出て行って、さんざん袖で隠したけど最後はどうしようもなくて」
麻亜矢ちゃん「手刀になってましたよね」
キタムラさん「アイルもびっくりして二度見してたからな」
根本さん「……そう、俺の鷹通の最後の思い出は手刀なんだよ」
『感謝祭』に続いて傷をえぐられてました……。
●質問3「ゲームはやりましたか? 誰を落とした?」
ゲームをやったことがあるのは、寿里くん、河野くん、八戸くんとキタムラさん。
寿里くん「俺は『舞一夜』で友雅を落としたよ」
キタムラさん「俺は頼久やな。そのあとイノリ」
河野くん「一番落としやすそうなのと思ってイノリにした! うちの母は友雅(笑)」
八戸くん「泰明に挑戦したんだけど、難しくて結局路線変更して、簡単そうだから天真! コロッといった!」
そしてみんなで「イノリや天真はちょっとやさしくするとすぐときめいちゃう攻略しやすいキャラ」と盛り上がってました。
多分、舞台袖で誠治郎くんと鯛造くんが怒っていたと思う(笑)。
「方言遙か」のビデオでも「泰明殿が、遠ぐないべが…」のシーンをオチに使われて「今日の俺はお笑いのところばっかり」と嘆いていた根本くんは、最後の最後、一言ずつあいさつするところで、
「織り姫と彦星のように今日会えてよかったね」
とキメて、ほかの男性陣から「みんなもってった」と顰蹙を買っていました。
そりゃあねえ、少しくらいは期待に応えないと(笑)。
トークの後はアクラムの『緋赤き氷点の逢瀬よ』。
アイルくんの歌も久々でした。ああ、舞台のアクラム、本当によかったなあと思い出して感動。
そして最後の最後、舞台のカーテンコールの音楽とともに各キャストがごあいさつしてから、『虹』を歌ってくれました。
この時点でかなり予定時刻をオーバーしていたし、公共の施設なので撤収時間厳守のせいか、アンコールに応えることはなかったのですが、キタムラさん一人が携帯を持って登場。
「今になってベッキー(永泉役の長谷部くん)から電話が入りました」
と、マイク越しにベッキーの「俺も出たかった~!」という叫びを聞かせてくれました。
開演前に全出演者に「どうせ僕のことなんて忘れるんでしょ」という呪い(キタムラさん談)のメールを送ってきていたベッキー、ちょっとだけ参加できてよかったね!
今回のイベントはいろいろと工夫されていて楽しかったんですが、個人的には
「ああ、『遙か』の舞台は本当に終わっちゃったんだなあ」
というのが一番の感想でした。
1年前の思い出を語りながらも、各役者さんがもう確実に違う場所にいっちゃっていることがひしひしと感じられて。
当たり前ですが、本当の終わりを見せられた……という気分でした。
やっぱり舞台は、上演しているそのときに行って、見て、感動を共有することが大切なんですね。
ということで、『BARAGA-鬼ki』は通わせてもらいますよ!
あ、もう一つ!
根本くんは別格として(好きすぎて盲目なので)、私がこの役者陣の中で一番「才能」「将来性」「役者魂」を持っているなあと感じたのはアイルくんでした(飽くまで個人の意見)。
別の舞台でも2度ほど見ていますが、演じ分けも、滑舌も、声も、動きも、役者としてのオーラも素晴らしい!
将来が本当に楽しみな役者さんです。
出演作品が多すぎてなかなか見に行けないけど、応援しているよ~!!