2009/09/06
『椎名鯛造&根本正勝 ファン感謝トークライブ』 

本日は、遙かの舞台でイノリ役を演じた椎名鯛造くんと、鷹通役を演じた根本正勝くん「ファン感謝トークライブ」に行ってきました!
二人の共通項は『遙か』ということで、トークの話題もそれが中心でした。

ではさっそくレポ開始。

『感謝祭』でも言っていましたが、キャストの決定はオーディションで行われました。とにかく控室の中もピリピリしていて、「草食系男子」なんて一人もいない弱肉強食ムード。
オーディションは4人一組で行われたそうですが、「4番目だからちょっとウケを取ろうかな」などという気持ちは禁物だそうです。
鼻で笑われてスルーされる……と、二人とも強調していました。
……ということは、二人ともやったんだな…(笑)。


キャスト決定後も、最初は何となく年長組と年少組に分かれていたそうです。

司会「年長組のリーダーは誰だったんですか?」
根本「一応、年長組で一番年長なのは俺だったんですが…」
椎名「ゲンゴロウさん、寝てばっかりいたから」
根本「そう。『ほら、出番ですよ!』って起こされて『う~ん、今行く~』みたいな感じ」
司会「じゃあ、実際のリーダーは?」
根本「一応、表面的には寿里かなあ」
司会「えっ!??」

司会者さんは寿里くんとお仕事したことがあるらしく、信じられない!と繰り返していました。

根本「あいつはリーダーとかには本当に向かないですよ。頼りにならないから年少組がしっかりした。キャストの人数が多いから、八葉が揃っているか点呼してくれとか言われてたんだけど」
椎名「寿里さんが一番遅かったりするから、『あ、あと寿里さんだけですから、大丈夫です、今来ます』って」
根本「寿里以外の誰かが報告するんだよね(笑)」

なるほど~~。


根本くんは、最初は泰明さんにキャスティングされていたそうです。
そこから泰明さん談義が開始。

根本「俺たちが刀だの蹴りだの肉弾戦やってるのに、呪文一つで勝っちゃう」
椎名「一番いいところで来るんですよね」
根本「本人もキックしたり殺陣をやるんだけど、結局呪文なんだよ。なら最初からやれよ!(笑)」
椎名「怨霊たちもいいタイミングで離れるんです。さあ、呪文くださいって感じで(笑)」


ちなみにイノリ鷹通さんは劇中でほとんど接点がなく、『朧草紙』再演のときに加わった鷹通さんの必殺技(本人談)「陽光天浄」の後の、
イノリ「鷹通、やるじゃねえか。見直したぜ」
鷹通「それはありがとう」
という会話が唯一とのこと。

この台詞を稽古で言ったら妙なムードになったそうです。
根本「鷹通はイノリには『ありがとうございます』じゃなくて『ありがとう』みたいな口のきき方をするんですよ。ゲームでも、コミックでも。なのにみんなが『何? 鷹通、タメ口?』みたいな非難のまなざしを向けた」
椎名「ちゃんとキャラつかんでたのに」
根本「鷹通のことは、俺が一番知ってるんだ~!!」


さらに、イノリの髪型はメイクさんじゃなくて鯛造くんが自分で作っているとのこと。立てる本数も9本と決まっているそうです。
根本「イノリとイクティダールが二人で会話するシーンで、俺と誠治郎と成は舞台裏にいるんだけど、イノリの影がセットに映るんだよね。その形を見て『太陽みたいじゃね?』と言ってた」
椎名「俺も自分で思ったことがある! 舞台を始める前にお祓いみたいなのを受けたんだけど、舞台上で深くおじぎしたら、上からのライトで自分の影が映ってて『太陽みたいじゃね?』って(笑)」

そんな鯛造くんも、舞台が初めてだった上に、キタムラさんのダメ出しをくらい続けた初演前は、「俺は元気な役なんかやりたくない! シリアスな役をやりたいんだ!」と、根本くんに弱音を吐いたこともあったそう。
今は「元気な役が楽しくてたまらない」そうです。


また、『遙か』は難しい台詞が多くて大変だったという話から、
根本「永泉の台詞に『京をわがものにせんという一族です』というのがあったんですが、ベッキーに『一度、「京をわがものに遷都くん」って言ってよ』って頼んでたんです」
ベッキー、必死に「ダメです~!!」と聞かないようにしてたとか。
そんな悪戯するから「洋上天候」になっちゃったんだと思うのだが、根本くん(笑)。


椎名「『舞一夜』の俺の台詞に『離れろ~!!』っていうのがあるんですが、再演のときに台本開いたら『ハバネロ~!!』になってた」
根本「キタムラさんがそう聞こえるって言ってから、みんなそうとしか聞こえなくなっちゃったんですよ。ちなみに俺の『うわ~っ!』っていう台詞も『No~~!』になってた(笑)」
せっかくだからと稽古のときに一度「No~~!」とやったら、みんなに「今、そういうムードじゃないから」と、冷たくあしらわれたそうです。


そして明かされた、根本くんの史上最大の噛み噛み事件。
根本「『舞一夜』の最終決戦前の緊迫したシーンに、『この奥の宴の松原に舞殿が…』という台詞があるんですが、初演の千秋楽で噛んじゃって『宴の○×△*……』って、自分でも何言ってるのかわからなくなった(笑)。後でみんなに『宴のジャンバラヤ?!』って言われるし」
椎名「しかも言い直さなかったんですよ! 次の台詞俺だったから、どうしようかと思った」
これはちょっと聞いてみたかったかも……。


あとは、鯛造くん誠治郎くんが仲良くて、のべつ二人で楽屋で口げんかしたりしてるけど、誰も見やしないとか、感謝祭の打ち上げで眠っちゃった誠治郎くんをみんな携帯で激写してたとか、誠治郎くんネタ、多かったな。


舞台以外の話では、岐阜出身の鯛造くんも、福島出身の根本くんも、子供のころは川で泳いで遊んでいた(根本くんは「海女さんゴーグル」というのを付けて潜っていたそうです)とか、ミニ四駆にはまっていたとか、『コロコロコミック』を読んでいたとか、結構年齢差はあるのに、同じ話題で盛り上がっていました。


参加者からの「ペットとして飼われるなら、八葉のメンバーの誰?」という質問には、根本くん「成くん(気まぐれに遊びに行っても寛大な笑顔で撫でてくれそう)鯛造くん「寿里さん」。すかさず根本くんが、「ママになっちゃうかもしれないよ」と突っ込んでいました(鯛造くんは「そういうときははける」そうです)。

「彼女とデートに行くならどこ?」の質問には、鯛造くんが「夜景の見える場所」、根本くんは「ドライブ」。司会の方に、「なんか相手の顔をあんまり見なくていいコースが多いですね」と言われていました。


最後に、「励ます言葉を言ってほしい」というリクエストに応えて、二人が寸劇を披露。「君の頑張りは俺がわかっているよ」、「僕だけは君の味方だよ」という素敵な台詞を、コント風に言ってくれました。
なぜコント~~!!?



トークライブは以上で終了。
休憩をはさんで、恐怖の(個人的な気持ち)3ショット撮影会が始まりました。
200人を超えるファンの一人ひとりと、笑顔で写真を撮って、握手してちょっとお話しして……と、芸能人は本当に大変だ!
最後までにこやかにやりきった二人に拍手です。

気の小さい私は、たいていの人が「はい、そろそろ交替してください」と促されているのに対し、ものすごいスピードで全プロセス終えました。まあ、微妙にウケてもらったからいいや。
鯛造くんは「スポーツやってる~!」という感じの意外なほど大きい、男っぽい手でした。
根本くんはおなじみのほわほわふわふわの手。あれだけ殺陣とかやってるのに、不思議だ~~。


撮影会終了後、最後のあいさつで根本くん
鯛造とものすごく楽しくトークできたので、このコンビもイケるなと思いました。
某中村にはそう警告しておきます
と言っていたのがおかしかったです。